以前行った不登校の子の為の進学セミナー
そこで出会った塚地先生に
今日は会いに行ってきました。
『塚地先生のところへ
通信制高校の進路相談へ行く』の裏には
オトにとって信頼出来る第3者になりえるかもしれない塚地先生に会ってほしいという私の勝手な願いがありました。
塚地先生は進学塾の塾長でありフリースクールの塾長でもありました。
おそらく、勧誘的なものがあるのは予想出来ていました。
「うちの娘は、『なんとかしよう』とか
っていう『誘導』に敏感です。
私は大人なので、しっかり指導してもらう先には入塾があることもわかっています。
ただ今回は、『進路相談』に行くという目的になりますので、入塾などの勧誘を感じると拒否する可能性があります。」
前もって そうお伝えしていました。
それに対して
「そこは私の話す『力』ですよね(苦笑)」
なんて言ってくれていた塚地先生でしたが…
☆。.:*・
塚地先生との話は、一見オトに寄り添ったものに見えました。
ヒアリングをしっかりとしながらも、気難しいオトに合うものを一緒に探し出そうとしてくれているように見えました。
得意なことや
好きなことを聞き
どんなことからなら未来を切り開けるか
提案しようとしてくれていました。
また今までのオトのしんどさも
知識の深さから的確に言い当てていたように思います。
でも今日は、オトの頑固さが勝った話し合いで終わりました。
オトの隣に座っていたので、
オトの表情は見ていませんが、
塾の勧誘的なものを感じ取った瞬間に
オトの顔色や態度は変わっていたと思います。
「次回に何個かオトさんに合った高校を考えて連絡しますね。」
次回も面談をすることになりました。
☆。.:*
帰り道、オトに言われました。
「ママ、すぐに誘導されちゃうから。
急いで切り上げたわ。」
「あぁ、私も前回(以前フリースクールに行かせた事がありました。)で学んだよ。
オトが決心しないことには、進めないから大丈夫やで。」
「いや、大分 話に乗せられそうになってたよ。」
オトはまた私が『良かれ』と後押ししてくるんじゃないかと身構えていたんです。
少し前の私なら、
『後押しは大切』と思っていました。
今は違います。
「今日、行くのやっぱり嫌やった?」
「いや。
でもな、あの人、途中から思い通りにならないからって困ってたわ。それに少しイラついてたかもしれへん。
なんども、『そういうのもあるねー』なんて共感しながらも自分の意見を主張してた。」
「信頼できそうな人じゃなかったの?」
「うん。そーやな(信頼できない)。
でも、とりあえず次回も行くけど。」
『特性を理解してくれる』
イコール
『信頼出来る』とはならないんだと知りました。
そんな会話をしながら歩いていたその時です。
突然目の前を行くトレーラーから大音量のクラクションが鳴り響きました!!
右耳から左耳までを劈くような音に悲鳴をあげました。
そしてとなりに歩くオトも両耳を塞ぎ
そして「右耳がおかしい…」と。
そこからは
とてつもない不安に襲われました。
私は右耳難聴です。
ある日突然聞こえなくなって
その日から私は目まいを繰り返し、
生きていけないんじゃないかと苦しみ
自律神経を病んでいったのです。
あの時の恐怖や苦しみ
絶望感が襲ってきました。
『こんな苦しいおもいをするのは私だけでいい。娘にさせたくない。』
私の中の不安がオトにも伝わりました。
オトも自分の片耳が聞こえにくいことに違和感と閉塞感を感じ、
次第に歩くのがしんどくなってきたんです。
たった1度のクラクションでしたが、
耳に不安をもつ
難聴の私
聴覚過敏の娘には
通り魔に襲われたような感覚で
ものすごい恐怖でした。
救急に行くことも考えましたが、
家に着きオトはゆっくりしたいと横たわりました。
そして救急に行くことには拒否してきました。
冷静に考えればもうその時点で大分耳の調子が治まってきてたんだと思います。
私は涙目でお昼ご飯を買いに外へ出ました。
母が買い物に付いてきてくれて
私は歩きながら泣きました。
オトの前では泣けませんから。
歩きながら
「どうしよう。私みたいに聞こえなくなったらどうしよう。」
そう言って涙を流しながら歩きました。
「ごめんねお母さん。
お母さんには心配かけたくないのに…。
でも、私。オトの前で『心配だ。不安だ』って言って泣いたらあかんと思うねん。
私みたいになったらどうしようって思って、でも言えないし、私は今ここでしか泣ける場所がないねん。」
「大丈夫や。オトが病院にいかんって言ったんやろ?オトを信用しよう。病院に行かなくても大丈夫と思ったオトを信じたらいい。」
そう言って励ましてくれる母。
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お母さんありがとう。
あれから今何時間も経ちましたが、
耳は徐々に聴力が戻ってきたようで
オトは普通に家で過ごしています。
後で母にそのことを報告したら
「一喜一憂したらあかんよ。
落ち着いて状況を見なはれ」と
母からのLINE。
本当になんともなくてよかったです。
☆。.:*・゜
ところで…
大丈夫じゃないかもしれない時、
私はそれでも人を勇気づける『大丈夫』を母のように言えるでしょうか?
母の『大丈夫』は魔法の薬のように、私の気持ちを落ち着かせてくれました。
私は未熟すぎて
オトにとって私は不安な親かもしれません。
でも オト
こんなお母さんでも好きでいてね。
勿論 努力しますから。
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私は私の母のようなお母さんにはなれないかもしれないけれども、
オトの唯一の大切なお母さんになれるようこれからも努力します。
コメントありがとうございます。
いつもブログ拝見させてもらっています。
わんちゃん達が可愛くて 今日の記事も癒されました。
イタズラした後の賢く座る姿とか、1人で携帯見ながらクスクスと。
そうかと思ったら、今日は涙しちゃって…。旦那さんの後ろ姿と私の父が重なってしまい…。まだ生きていますが(笑)
ちょっと前まで同じくらい痩せていました。
そして、父のこと寂しくさせてたらあかんなって思ったんです。まだ生きてますから、優しくしないとって。
大切なことに気付かされた気持ちになりフォローさせてもらいました。
息子さんのお話ありがとうございます。
大変だったんですね。私なんかよりももっとしんどい思いをされたことと思います。
今は元気にされているようで本当によかったです。
私もmiyanさんのように、『あの時はありがとう』とオトから言われる日がきてほしいと思います。
娘さんは何歳でしょうか。
私は41歳です。
いい歳して泣いてばかりいます。
恥ずかしいですが、泣くと次また立ち上がれる強さを私は持っていると思います(笑)
最後にコメント嬉しかったです🥰
ハンドルネームmiyanと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日はフォローして頂きましてありがとうございます。
私...昼間にネイロさんの記事を読んで泣きました。
そして...
コメントを入れようかと迷いましたが...
突然にはと思いまして...止めたところでした。
そんなところにネイロさんからフォローしてくださったので
驚いているところですよ。
何か...通じたのでしょうね。
ネイロさんは私の娘と同じくらいのお年かしらね。
孫が受験生ですから...同じくらいかしらと思っています。
いつもブログを読ませて頂いてネイロさんとオトさんの心の葛藤に涙することがあります。
子供が悩んでいると親は自分を責めたり苦しんだりとてもお辛いですものね。
オトちゃんはいつも自分を素直に見つめていますね。
それが今のオトちゃんの心の回答なんだと思います。
一番苦しいのはオトちゃんだけど、それを見守って居るネイロさんは親の立場からもっと別なお辛い気持ちなんじゃないかと..
私も同じ母として思います。よく耐えていらっしゃいますね。
私の息子も社会人になって数年してから鬱になりました。
色々と理由はありましたが...
そのころ若いのに小脳梗塞になったりと...
色々とありまして...一年間の休職になりました。
あの時は本当に大変で息子の心を支えていくのが大変でした。
私が居なかったら今の僕は生きていなかったと今でも時々話します。
それだけ母親の存在は子供にとっては大切なんですよね。
そんなことで今は家での仕事に切り替えて
やっています。
初めてのコメントですのに長くなってすいません。
これからもオトちゃんとネイロさんの事を陰ながらでも
応援していきますね。
頼りになるお母様がいらして良かったですね。
お母様の言葉にホッとします。
昨日は3者面談で話をしたんですよ。
だからいつもは聞けないオトの意見を隣で聞ける貴重な時間でした。
ただ、私は難聴なのでこの話し合いは結構しんどくて、ずっと部屋の隅の方を眺めながら気を紛らわしていたので、内容が半分くらいしか入っていないです💦
そういうところ
私は抜けているんですよね💦
案外、私は ADHDかもしれないなーなんて最近思うんですよ。
ちなみに、オトの話の内容は
ASDっぽかったです。
1人でいてる方が楽とか
暗記脳でないとか(暗記が苦手)
聴覚過敏とか
あぁ、そうかも そうかも
なんて思いながら、
塚地先生は何て感じてるんだろうとか
考えていました。
ASDだから何?
っていう話でもあります。
だからどうしたらいいなんて
世の中そんなに甘くないですよね。
結局はどう理解しプラスに自分自身が持っていけるかが大事ですよね。
思春期の今は多感だから
安易に伝えたり診断したりは避けてあげたいと思っています。
本人が望めば望むとおりにしますが。
次、いつかはわかりませんが、
高校情報だけ目星をつけたら塚地先生のところにはいかないと言っていました。
それでもいいです。
まさに、顔色や声色を敏感に感じ取りコミュニケーションしてきた子どもです。
コロナ禍になりマスク姿の人達に、
何を考えているのかわからない
人の目線が怖いと言っていました。
勉強もしなくていいとオトは思っていますよ。
思うことで自分を守っているのかもしれませんが。
高校進学に向けて、抜けている中学生の勉強を埋めなくてはいけないと昨日言われた時に、『塾にはいかない』を決め込んでいました。
もし勉強するなら独学にすると。
独学は向いていないと思っています。
今まで独学できたことがないですから。
勿論、正論は言いませんでした。
「そうか」とだけ受け止めました。
結局は独学でも何でもいいです。
いつかは誰かの力ではなく自分で何事も始めて続けていかなくてはいけないんですから。
放っておく勇気はないですが、今現状は放っておくほかに方法がなく
オトの中の動き出す力を信じるしかないです。
源次郎くんは、友達という力を持っていますね😊
友達はいいものです。
いい風を吹かせてくれますから
自然と心が揺れ、結果明るい方へ連れて行ってくれそうです。
tochikaさんのおっしゃる通り、言葉言葉を敏感に感じ取ってしまうのですね。
息子はそれプラス、tochikaさんの息子さん源次郎くんの様に、大人(教師)への信頼はゼロ。不信感しかありませんでした。
本当、不登校になってから勉強する意味がないと言ってましたから。
友達とも信頼関係が持てず、ずっと1人ぼっちでした。1人が楽と思える子ではなかったので。。
オトちゃんは、今回、敏感に感じ取り、信頼出来ないと言ったけれど、そう簡単には信頼出来ないだろうし、次も行くと言ってくれているのは、私は良かったし、貴重な一歩かなと思えます。
息子なら、次はなかったと思いますから。
不信感から信頼関係には、壁も高いと思うし、時間もかかると思います。
息子も、今だに探り探りで、この先生は味方かな?友達に対してもです。だからすぐに心を開かないし、、開くのも怖いみたい。また、離れていくんじゃないかと。
もっと、気楽にいけたら楽なのにと思います。
オトちゃんは、冷静に物事を考えられるし、自分をしっかり持っている様に思います。口に出せてるのは、ネイロさんを信頼してるからじゃないかと思います。
ネイロさん、大丈夫ですよ。
そんなに、力をいれないでも。
子供を心配する、それは、親はみんなそうなんですから。
お久しぶりです。
オトちゃんはとても感受性が強いのですね。相手の言葉や表情を読み取って判断されているのでしょう。
これまでの体験から他者へ対する「不信感の壁」が存在しているようにも感じます。
ウチの息子は感受性よりも教師(あるいは大人、この世の中?)に対する信頼がありません。「学校なんて意味がない」とか「授業なんて必要ない」などと言っています。その反面、友達にだけは強い信頼感が溢れています。
オトちゃんは素直な気持ちをネイロさんに話しています。オトちゃんはネイロさんに支えられていることをしっかりと感じられていると思います。
ネイロさんはオトちゃんにとって大切なお母さんだと感じます。
ネイロさんのお母様とネイロさんの絆と同じように...(^。^)