努力すると、みんなと同じかそれ以上に才能を発揮してしまう子
さて、私は今
携帯で調べてビーフシチューを作ってくれました。
親は目の前の成功に喜び我が子は凄いと感じる
子どもが無理していることに気づかない
子どもが疲れていることに
気づかない…
☆。.:*・゜
『頑張れば出来る』そんな言葉を植え込み
『すごい!』と褒めたたえ
“もっと上をめざせる“と期待する
不登校になって
沢山話し合いをして
初めて見えた景色は
その親の期待にギリギリで頑張り続けて疲れ果てた我が子の姿でした。
仕事をしていても
私のような親子関係を見ると胸が痛みます。
ギリギリで頑張っている子は
集団ではいい子すぎて先生からも何も言われない。
何も言われないから
その『しんどさ』に親が気づかない。
「〇〇ちゃんのお母さん、〇〇ちゃんが何でもできちゃうから、色んなことをさせているけれど大丈夫かな。
できないことがあったら、家で必死で練習させて出来るようにさせているから何も言えないけれども、〇〇ちゃんが息切れしないか心配…。」
とある先生がこんなことを小さな声でつぶやいていて、
思わず
「わかります!」と言ってしまいました。
私も、こんな視点で子どもを見れる先生に私たち親子を見ていて欲しかったと思いました。
でも、あの時の私は
その視点を受け入れられたでしょうか。
きっとそんなことを正直に伝えられたら
怒っていたかもしれません。
ふと
去年の夏に見かけた親子を思い出しました。
去年、まだまだオトのことで泣いてばかりの辛い日々に、道ですれ違っただけの親子です。
一生懸命坂道を自転車で登る私の後ろ側から段々声が近づいてきました。
「も〜 なんであんな簡単なところだけ間違えるの?
他はできているのに。
カブト虫の足の数は6本でしょう!?
セミも蝶も!」
なるほど
お受験かな…
そんな風に思いながら
そんなに怒らないでいいのにと思うくらいにグチグチと説教するお母さんの声が私を追い越していきました。
自転車には
若いお母さんと
後ろの席に
小さな5歳くらいの女の子
後ろに乗っている女の子は
何も言い返さず
ただ静かに無表情に座っているだけでした。
何となく胸がザワついて
見えなくなるまで視線が離せませんでした。
☆。.:*・゜
『子どもの為に』と思って頑張るところは
そこじゃない
自転車のママに
そう私はアドバイスしたかったのかもしれません。
☆。.:*・゜
さて、私は今
オトのことでいっぱいだった頭の中を
少しずつ
オト以外の事を考えて過ごせるように努力しています。
当面は
荒れ果てたリビングの片付けと
荒れないように
収納を考えること。
そして古くなったソファーの買い替えに
あれでもないこれでもないと
想いを巡らせること。
そう、過ごしていこうと思います。
悩みすぎると動けなくなり
何にも手が付かなくなる私から
少しずつ脱却していきたいです。
昨日はオトがお小遣いが欲しくて
晩御飯を作ってくれました。
(オトのお小遣いはお手伝い制です。)
トマト缶とふるさと納税で貰った牛肉とを使って出来る料理をお願いしました。
携帯で調べてビーフシチューを作ってくれました。
市販のルーを使わずに、小麦粉やウスターやケチャップなどを入れて味付けをして
あとはじっくりホットプレートで煮込むだけ。
「ママ、ちょっと手伝ってくれる?」
「ママ、人参どう切ったらいい?」
「ママ、ジャガイモはどう切る?」
「ママ、包丁研いだ方がよくない?」
(笑)
ママ ママ ママ
と連呼され
その度に
キッチンへ行く私。
全て丸投げせず、出来るだけ見守るお料理。
ゆったりと
干渉せずに
頼られた時だけお手伝いする
そういう関係を続けてみたい