心の開き方

2021-08-03 23:59:25 | 日記
先日 久しぶりに
『探偵ナイトスクープ』を見ました

この番組は私が中学生になった頃に知りました。

厳しい家だったので夜中にテレビ中々見れなくて…
でもよくこっそり見ては
声を殺しながら笑って見ていました


探偵事務所というコンセプトで
各探偵が視聴者からの依頼に答え
謎を解明したり
視聴者と一緒に色んなことに挑戦したりするVTR番組です。


私が見ていた頃は
上岡龍太郎さんが局長をしていたのですが、
今はダウンタウンの松本人志さんが局長をしています。


さて、先日たまたまテレビを付けたらやっていたのは

『両手をグーで生活する2歳児』
です。

探偵は間寛平さんでした。

途中から見たので、何故なのかはわからなかったのですが、
とにかく2歳の女の子が最近ずっとグーで生活してお母さんが心配で困っているという話だったんだと理解しました。

そして、
「探偵さん、どうか我が子の手をグーじゃなくパーにしてくれる様に力を貸してください」と、いうような依頼だったんでしょう。


カンペーちゃんは
一緒に遊びながらなんとか女の子がパーを出すように仕向けます。

「じゃんけんぽん!」ってしてもだめ

「パー!パー!」っていいながらギャグをしてもだめ

おててスタンプをしてもグーのまま

考えに考えて
10本のおもちゃの指輪をカンペーちゃんが
自分の指にはめます。
そして、女の子にその指輪をひとつひとつ譲ります。
「パーをしたら綺麗に指輪をはめれるよ」
そう、優しくいいながら指輪をはめていきますが…これもうまくいきません。

手にシャボン液をつけてシャボン玉ごっこをしてあげたりしますが、これも色々あって楽しそうでしたがダメでした。

最後にマニキュアをカンペーちゃんが自分の指に塗り女の子に見せます。

綺麗なものや可愛いもの
女の子は好きみたいで、指輪の時と同じように興味を示してくれました。

そして
「うわー。綺麗やわ。うわ!可愛い!」
そう言いながらマニキュアを塗ると
段々女の子の指が緩んできました。

近くにいたママも
「うわぁ、綺麗!(段々指が開いてきて)うわぁ!!嬉しい!可愛い!綺麗!」

なんて、カンペーちゃんと2人でとにかく褒めて喜んで

ついに2歳の女の子の指は完全に開きパーになったというお話でした



とても心動かされました。

カンペーちゃんの
一緒に遊んであげながら
女の子を楽しませてあげる姿。
『綺麗』って褒めてもらうことで
指が開いていく姿。

「パーしてごらん?」とか
「なんでグーしてるの?パーできるでしょ?」とか
そんなこと強要しなかった。

ただ遊んであげただけ。
女の子の好きな遊びを通して
自然に開く指が 感動的でした。




親子の関わりって
こんな風でありたいと
学んだように思いました。

カンペーちゃん ありがとう。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りん)
2021-08-04 09:09:00
上岡龍太郎さん局長時代は、よく観てました。いろんな お悩みに応えていくよね。
懐かしいわぁ~。
楽しんだけど、涙ぐんでしまう。
大阪ならではの 人情バラエティーですよね。
直球で攻めるのではなくて、回り道を楽しみながら、問題を解決しようとする。
何か良いよねー!
久しぶりに観てみよう😉
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Unknown (ネイロ)
2021-08-04 10:52:17
りんさん おはようございます。
そうなんですよ。
人情味があって笑いあり涙ありで昔から大好きでした。
ただ、長いこと見なければ見なくて大丈夫みたいな(笑)
吉本新喜劇的なね(笑)
いつもそこにあるから、いずれは見なくなるけど、たまに見るとやっぱり面白い。
見る年齢が違えば、感じることもこんなに違うものなんだと思いました。
是非
見れたらみてくださいね😊
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Unknown (センセイ)
2021-08-04 14:52:55
これはまさに「桃李成蹊」の事例です。

おいしい桃李は、物を言わないけど、そこにみんなが集まって来て、自然と道(蹊)ができる(成る)

という故事成語です。

自分にできる事は、ご褒美となるおいしい桃李を作る事だけで、人に「この道を行け」と命令してはいけない。
「道」を人為的に作るのは間違いなのです。
この故事を、学校名としてるのが、成蹊学園です。

安倍前総理の母校です。
成蹊は、三菱財閥が作った学校で、成蹊大学出身者が社長になる割合は、東大、慶應義塾、早稲田に次ぐ四位だったはずです。
帝王学ですね。

しかし、世の中の人は、みんな、利己主義者なので、この思想を理解してない。
権力者が命令しないから、周囲は「忖度」するのです。しかし、それに対して、「責任を取らない」と批判する。
総理自身は、生まれた時から、お金も地位もあるので、私利私欲はないのだ、という事を庶民は理解できないのです。

つまり、学んだ学校によって、常識は違う。
あなたにとっての常識が、正しいとは限らない。

一般の公立学校で洗脳してる常識は「友達を作ろう」です。
何故、友達が必要なのか? 考えた事ないですよね。
「友達が必要」と洗脳するために、学校という場所は、友達を必要するカリキュラムになってるのであって、友達を必要としない教育を行えば、友達は必要ありませんし、その教育は可能です。

「とも」とは、「ともに」や「おとも」の「とも」の複数形なので、「一緒にいる人」だから、現在の「友達」のような関係性を表す言葉ではない。
時代が下って、「ともがき」という言葉が生まれる。この「がき」は「人垣」「生垣」とかの「がき」で、結びつきという意味が生まれた。
それでも、関係性ではない。

つまり、「友達」とは、文部省が作り出した幻想に過ぎない。

何故か?
軍国教育では、一つの思想を教えて、間違いだった。
その反省から、戦後は、自分の意見を持つように教育をするようになった。
それでは、私利私欲の、自分が得をする意見を、それぞれが言って、争うに決まってますよね。(成蹊の子と違って貧富の差があるから)
そこで、「友達」という概念です。
「団地」とか「団塊」とか「一億総中流」とか「終身雇用」とか、流行しました。
つまり、共同体幻想によって、意見は対立しても、地位や立場は対立せずに、争いにならない構造になるように、学校で洗脳
してるのです。
一方、外国を見ると、意見の対立で、血が流れてるでしょ。

日本も、ネットの影響だと思いますが、自分の意見と他人の意見が違う場合に、そのまま対立するようになって来ています。
ネイロさんは、「違う意見でも集団に合わせろ」と洗脳された世代で、それは間違ってます。しかし、お嬢さんも、自分の意見を押し通して、対立してるだけなので、実は、間違ってます。
現代の日本は、金持ちになったので、自分の意見を持った場合でも、それで他人を蹴落とさなくても生きていけます。その時は、成蹊の思想です。他の人が喜ぶ物を追求すべきです。自分の欲求よりも、他人の欲求を想像して、それを提供する。youtuberとかまさに、そうですよね。
お嬢さんをそっちに教育できるかが、課題であって、学校に行かせる必要はないと思います。副業の解禁、就職協定の廃止、人生百年時代ですよ。
参考になれば。
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Unknown (angelight2002)
2021-08-04 16:29:06
こんにちは。
とてもいい話ですね!
私も感動しました!!
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Unknown (ネイロ)
2021-08-04 21:04:29
センセイさん はじめまして。
コメント 何度も読み直しました。。
『洗脳』という言葉に、
確かに私は自分の人生が王道であると思っていたことを見透かされた気持ちになりました。
恥ずかしながら、私はその洗脳教育のとおりに娘を操作しようとしていたんです。
不登校になり
娘の気持ちを知る中で
私が娘を追い詰めていた事を知ります。
間寛平さんのように、
矯正をせず、決めつけず
子どもの興味に寄り添ってあげることが
心を開くことに繋がるんだと
探偵ナイトスクープを見て感じました。

今は娘の信頼を取り戻す努力をしています。
カンペーちゃんのように優しく関わりながら、いつかは『お母さんやっぱり好き』って振り向いてもらえたらと思っています。
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Unknown (ネイロ)
2021-08-04 21:10:44
@angelight2002 さん こんばんわ。
問題解決を急ぎ、ダイレクトに大人の手の力で子どもの手を開く事は
本当にナンセンスだなと思いました。
無理やりこじ開けられた手はまたすぐに閉じられてしまうことが簡単に予想されます。
でも、カンペーちゃんが開いた手は、その後も何度も開かれていました。
なんだか、自分の手が可愛くて綺麗なとってもいいものなんだって、その2才の女の子も思ってきたんでしょうね。
そういう、肯定感で満たされる事って素敵ですよね。
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