校正や校閲の仕事は、広い知識がなくてはできません。
そして、忍耐強く「辞書をひく」ことが出来る人。
高橋源一郎の飛ぶ教室のゲストは、校正者 牟田都子(むた さとこ)さんでした。
その著書が、『文(ぶん)にあたる』
もちろん、まだ読んでいませんが、とても興味があります。
即、図書館に予約しました。
図書館員をなさっていて、その後出版社の校閲部に勤務。
2018年からフリーランスの校正者になる。
前に、男性校正者のことをテレビで見ました。
その大西寿男さんも、『校正者のこころ』という本を出されています。
校正とは
「誤字や脱字はないか」「固有名詞や数字は正しいか」「内容に不自然なところはないか」
書店や図書館をぐるぐる巡って資料を集め、ファクトチェックをし、
校正ゲラを何度も、一文字一文字を見逃さないようにして読み込む。
1文字に6秒かける、、、、とおっしゃっていました。
辞書も、校閲部にあるすべての辞書にあたる。(たぶん何十冊もある)
とにかく忍耐力がないとできない。
それと本が好きな人。
黒子としての仕事。
自分の名前は出ない。
一人ではできない。複数の校正者が関わる。
ベテランと、もう一人が組になって1回目。
2回目もまた違う人が、二人一組になって校正する。
そういえば「舟を編む」でも辞書の編纂には、7回の校正をするとか。
それでも見落としがある。
校正者もいろんな様式(スタイル)があるらしい。
牟田都子さんは、「原稿優先、著者第一」なので弱腰と言われることもあるとか。
大西寿男さんは、小説などの表現に、かなりの提案をなさるらしい。それを作者は、感謝するらしい。
そう いえば、「Silent サイレント」の本が好きな佐倉想君も、校正を仕事にしていたなあ。
本を作る仕事、、、著者・作者がいて、編集者がいて、校正・校閲をする人がいて、
印刷する人、販売する人、、、、いろんな形で関わっている人々がいる。
本屋さん、、、なくならないでほしいです。
駒岡紫陽花通りで (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)
なんだか、神秘的ですね。