高校2年生の時に友人とコンサートに行った。
(今から43年前!のこと。その友人とは音信不通になっている)
田舎の孤独な男子高校生に、あの舌足らず(失礼!)の甘い声で
女の子の心のひだを語りかけるように歌うところが魅力だった。
(実際は松本隆という男が詞を書いていた)
小遣いを貯めてLPレコードを買った。
「心が風邪をひいた日」「手作りの画集」「12ページの詩集」など繰り返し聞いた。
「袋小路」という目立たない歌が好きだった。
(喫茶店であまり話せなかった女の子が好きと言っていたから)
あの頃はまだ人生は可能性に満ちていると思っていた。
還暦を迎える今年、足利で11月にコンサートがあると知ってチケットを買った。
ブログではがんの治療をしながら歌っていくという。頑張ってください。
そして11月にコンサートで歌声を聞くことを楽しみにしています。
今日の夕方、FMラジオで「木綿のハンカチーフ」が流れた時、思わず目頭が熱くなりました。