ラグビーワールドカップでの日本チームの躍進をテレビで見て、今まで自分が知っていたラグビーとは次元の違うものを見せてもらったような気がした。
元来あまり熱心なファンではなく、前回のワールドカップでも、五郎丸のキックをするときのポーズを印象的に覚えているくらいで、試合も一生懸命見たわけではない。
体格、体力、スピード、技といった点で、いわゆる強豪国との差が歴然としていたということもある。
今回、日本がそうした国と互角以上に闘っていることに隔世の感を覚えるのは、現実を知ろうとしなかった自分の怠慢以外の何ものでもない。
特に、スクラムで押し負けず、モールで押し込んでトライを奪ったり、フォワードが倒されても倒されもボールを次から次につないでトライにつなげるというラグビーの醍醐味を、強豪国を相手に日本がやってのけるとは胸のすく思いだ。
もちろんキレの良いパス回しとスピードでバックスがトライを取るのも日本の強みだと思う。
高校時代、体育の授業で毎年冬になると空っ風の吹くグランドでラグビーばかりやらされた思い出がある。1年生が3年生と試合をすると体格の違いで、タックルされるとひとたまりもない。ナンバーエイトをやらせてもらった時、自分でボールをもって独走したらタックルされて倒され、ボールをしっかり抱いたまま離さなかったらノットリリースザボールの反則をとられた。大学の対抗戦は野球と並んで人気があって国立競技場が一杯になった。(今は昔の思い出)
ガンバレニッポン! One for all, All for one !