kazuの日日是好日

旧フィール・パージュ通信から新たに開設しました。
日々の出来事を綴っていきます。

シリーズ5巻目

2024-06-02 15:37:09 | 読書

今朝も4:20ウォーキングスタート! くもり 17°

空からは今にも雨粒が落ちてきそうなお天気でしたが歩いている間は

降られずにすみました。8395歩 6.70km 359kcal 70分

 

ウォーキングから戻って来てからも日差しが出てきたかと思えば急に暗くなって

雨がザァーザァー降ってきたり、またすぐ上がったりと安定しません。

今日は一日こんなお天気が続きそうです、梅雨入りはいつになるのでしょうね?

 

最近読んだ本【やさしさを忘れぬうちに】

川口俊和 〈サンマーク出版〉

「コーヒが冷めないうちに」シリーズ第5弾

 

とある街の、とある喫茶店の、とある座席には不思議な都市伝説があった。

その席に座ると望んだとおりの時間に戻れるという。

ただし、そこにはめんどくさい、非常にめんどくさいルールがあった。

1、過去に戻ってもこの喫茶店を訪れたことのない者には会うことはできない。

2、過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない。

3、過去に戻れる席には先客がいる。

その席に座れるのはその先客が席を立った時だけ。

4、過去に戻っても席を立って移動することはできない。

5、過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、

そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。

 

めんどくさいルールはこれだけではない。それにもかかわらず

今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる。

喫茶店の名は、フニクリフニクラ。あなたならこれだけのルールを聞かされて

それでも過去に戻りたいと思いますか?

 

離婚した両親に笑顔を見せたい少年、名前のない子供を抱いた妻、

娘に結婚を許してやれなかった父、バレンタインチョコを渡せなかった女・・・

未来に向かって歩みだすために過去に戻る4人の勇気の物語。

2018年の11月30日に1巻目の「コーヒーが冷めないうちに」を読んでから

このシリーズも本作で5巻目です。過去作全部読んでいますが

喫茶店「フニクリフニクラ」で過去に戻るという設定は毎回同じにかかわらず

全然飽きることなく毎回新鮮な気持ちで読めて毎回感動します。

今作もどのお話も心温まるお話で良かったですが第4話の

「バレンタインチョコをわたせなかった女」が特に心に残っています。

「つむぎ」と「彩女(あやめ)」の関係性に切なくなります。

 

あの時会いに行けばよかった、あの時自分の素直な気持ちを伝えておけばよかった、

と後悔の気持ちを持ち続けている人ってきっとたくさんいると思います。

そんな人たちの背中をそっと押してくれる本だと思います。お薦めです。