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1月9日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
雨が降れば傘をさす
経営者たるものは、すべて天地自然の理法に基づいて行動しなければならない。これは何もむずかしいことを言っているのではない。たとえば雨が降ったら傘をさすということである。
つまり集金をせねばならぬところには集金に行く、売れないときには無理に売ろうとせずに休む、また売れるようになれば作る、というように大勢に順応するということである。
集金すべきところから集金もせずに、新たに資金を借りようとする人があるようだが、金を借りるのならば、まず集金に全力を尽す。それでもなお資金がいるときにはじめて借りる、という至極簡単な当たり前のことを、どれだけ的確に行なうかが非常に大事なのである。
【コラム】筆洗
2014年1月8日東京新聞TOKYOWeb
▼こまったな どうしよう/あした 学校に/たからものを/もっていかなくちゃいけないんだ…/だけど/ぼくのたからものは/まきちゃん(妹)なんだもん▼東京の小学一年の男の子が書いた「ぼくのたからもの」だ(『こどもの詩』文春新書)。お兄ちゃんと、かわいい妹のほかほかとした笑顔が浮かんでくる
▼アフガニスタンから届いたおぞましいニュースがある。こちらも兄と妹をめぐる話だが、浮かんでくるのは、悲しい、あまりに悲しすぎる妹の顔だ。女の子が、兄に自爆テロを命じられたという
▼現地の通信社によると、八歳とも十歳とも伝えられるこの少女は、イスラム原理主義勢力・タリバン幹部の兄に、警察に通じていると疑われた。小さな体に爆弾を仕込んだチョッキを着させられ、川を渡って警察官のところに行き、自爆スイッチを押すように言われた。少女は川の水のあまりの冷たさに泣き叫んだ。それで警察官が異変を察知して、未遂に終わったという
▼アフガンでは、日本でいえば小中学生くらいの少年が、洗脳されたり脅されたりして自爆テロをさせられるのは、そう珍しくないという。それが聖戦の現実だ
▼自爆テロを命じられた少女は、月を意味するスポジマイという美しい名を持つ。今はおびえて「家族の元には帰さないでほしい」と言っているそうだ。家族の光を失った月の暗さを思う。
☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆
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