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東映京都撮影所で火災　「蒲田行進曲」スタジオ全焼(産経新聞) - goo ニュース

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東映京都撮影所で火災　「蒲田行進曲」スタジオ全焼
産経新聞2012年5月21日（月）07:58

　２０日午後１時半ごろ、京都市右京区太秦西蜂岡（うずまさにしはちおか）町の東映京都撮影所のスタジオ「第１ステージ」から出火した。京都市消防局によると、撮影所にはスタッフら約２００人がいたが、けが人はいなかった。

　火災は約２時間後に鎮圧状態となり、スタジオ約１３００平方メートルが全焼。衣装などが置いてある倉庫の一部約４５平方メートルも焼いた。京都府警右京署によると、直前に漏電アラームが鳴っており、同署は漏電の可能性もあるとみて調べている。

　撮影所は、時代劇のテーマパーク「東映太秦映画村」に隣接。映画村は火元のスタジオから約３００メートル東にあり、館内放送で、来場者に入り口方向に避難するよう呼び掛けた。一部アトラクションは閉鎖した。

　東映などによると、出火したのは１３カ所ある撮影スタジオの一つ。午後２時半から予定されていた民放ドラマの撮影前で、セットが組まれていた。

　撮影所の一部は国宝の弥勒菩薩像がある広隆寺の敷地に隣接しているが、延焼はなかった。

　東映によると、第１ステージは昭和３２年につくられ、深作欣二監督の映画「仁義なき戦い」シリーズや「蒲田行進曲」など数々の作品が生み出されてきた。