原爆の子の像

折り鶴を天に掲げるモデルとなったのは佐々木貞子さん。
２歳で被爆。９年後に白血病を発症。
「生きたい」一心で折り鶴を作り続ける。
広島平和記念資料館では、ボランティアの方々がていねいな解説を行っていました。
海外からいらした方たちも多く、ここはまさに人類の学びの拠点なのだと思った。
原子爆弾は、爆風、熱線、放射線を浴びせた。
三日三晩、鉄をも溶かす温度（１５００度以上）で火災も続いた。
生き延びても、放射線は人の細胞を破壊した。
染色体を切断し、生命活動自体に人為的悪化をもたらす（原爆症）。
だから原子力発電所は、被爆三世、四世が生きている世の中において、感情を逆なでする。
先日、猫の世話をする方のお一人が、福島県双葉町出身だと知りました。
いまだに自宅に自由に入れない。
貞子さんは、今のこの世の中、どんなふうに見ているのだろう。
ボランティアの方たちと接して、願うとともに、伝え続ける行動も大事だと教わりました。
資料館に生の人がいて語り合えるか合えないか。それによって記憶も大きく変わる。