免疫には以前から興味がありました。
小さいころから花粉症であり、大学生のときに鬱病になったことから。
ある版元さんのお勧めによってこの本を手に取りました。
可能な限りわかりやすく書いてあります。
しかし、ブルーバックスって何十年ぶりなのだろう?
たまには科学を、頭の風通しをよくするため、などとも思って読み進めました。
細胞たちの名が増えてきて、その差はナイーブとヘルパーの違いだけだったり、クラス1と2の違いだったり。
おぼつかなくなっていきました。理解できたとはとても言えない。
おおまかな流れはなんとか。
体内に異物が入ると食細胞が食べ、異物の情報を分解して提示する。
提示とかみあう細胞が科学物質を出し、援助の細胞を寄せ集め、活性化させる。
それだけでまとまられるほど簡単ではなく、複雑そのもの。
複雑そのものが、我々を守る術なのだと、改めて思った。
先週から、花粉症が出ました。
花粉症は、免疫の過剰反応。本来は自分を守るための免疫なのに、自分を苦しめている。
夜横になって、眠りに落ちる瞬間、咳が止まらなくなる。
去年の花粉は大したことなかったのですが、今年はそんな咳に悩まされている。
目薬と鼻スプレーは毎年欠かしていないのですが、喉スプレーも必要なようです。
免疫よ、花粉は敵じゃないんだよ、と言い聞かせながら。
審良静男、黒崎知博著/講談社ブルーバックス/2014
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