泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

Beyond the Limits.

2019-12-30 16:33:18 | エッセイ
 上のポスターは、今年一年、部屋に貼っていたものです。昨年の「月刊陸上競技」12月号の特別付録。時計回りに、大迫傑選手、設楽悠太選手、川内優輝選手、藤本拓選手、中村匠吾選手、そして井上大仁選手。本屋で朝、雑誌出しをしていて目が止まって。
 無事に怒涛のクリスマスを乗り越え、ほっとしています。年賀状も書いて出しました。もう、今年を振り返るとき。
「Beyond the limits.」その限界を超えよ。私にとって、その限界とは何だったか?
 マラソンでは、念願の東京マラソンで自己ベストの3時間38分30秒で完走。しかも、冷たい風と雨の中で。多くの人たちに助けられた。自信が深まった。
 勢いに乗って、その後は小説を書き進めることを第一に過ごした。現在217枚。100枚以上書いたことがなかったのだから確かにこちらも限界突破。今月にはやっとゴールも見えてきて、改めて一から書いています。原稿用紙からパソコンへ。そのパソコンも今年買った。
 部屋の大掃除も行った。窓や網戸がすっきりきれいに。カーテンも買い替えた。書類や本、CDも整理し、机や部屋が広々と快適に。溜まったもので窮屈になっていた自分からの解放。これもまた限界突破と言える。
 いくつか習慣を見直しもした。眠る前の日記は机で。歯科医や歯科衛生士さんの指導のもとに口の中のケア方法も安定した。朝ランも欠かせない新習慣となった。タバコもやめた。風邪を引いてから、一本も吸っていない。
 青森に行けたのもよかった。いつか行きたかった東山魁夷の「道」。種差海岸。そこにたどり着けた喜び。それもまた友人との縁があってこそ。
 点から線へ。線が像を結ぶ楽しさ。
 小説に教わりました。書き進めながら、ああそうだったのかと、自ら発見したりつながったりすることがとても多かった。その時間を何より大事に扱っています。「黄金の時間」と呼んで。週に1時間は必ず確保するようにして。
 それは、カウンセリングの1時間の後にやってきた豊かに湧き上がる体験と等しい。創造的であるとはどういうことか、カウンセリングの中で体験させてもらった。そこで溢れた泉は、枯れずにある。そのカウンセラーの先生はもういない。でも、今書いている小説に、また私自身に生きている。
 そうやってつながっている。つながってくる。走り続けることで、私の密度も日に日に増しているのでしょう。
 バラバラであることの結末が孤立です。孤立は万病の元。
 そこから始まった私の道。
 振り返れば、限界突破の機会は、いつだってあったのだと思う。ただ、自分が、その流れに乗れたかどうか。自信がなければ、当然出した手を引っ込めるしかない。自信が確信に変わりつつあるということ。ここまで来るのに、どれだけの力と時間がかかったことか。
 だからこそ、私の小説は面白くないはずがない!
 謙虚さも大事ですが、自分の能力を信じ、育て続けることも大事です。
 ということで、まとまりませんが、これでよし。
 ぼちぼち、作品を発表していきます。

 今年も、大変お世話になり、ありがとうございました。
 どうぞ良いお年を、お迎えください。

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