あべのハルカス美術館『コレクター福富太郎の眼-昭和の名実業家が愛した珠玉のコレクション展』を拝見しました。
合間の短い時間でしたが、興味深く拝見できました。面白かった!
福富太郎(1931-2018)は31歳でキャバレー「銀座ハリウッド」をオープンさせて、全国44店舗を展開させたそうです。本名中村勇志智さんだそうですが、鏑木清方を手始めに未評価の作品も集められたようですね。
Ⅰ コレクションのはじまり 鏑木清方との出会い
Ⅱ-1 女性像へのまなざし 東の作家
Ⅱ-2 西の作家
Ⅲ-1現代を映す絵画 黎明期の洋画
Ⅲ-2 江戸から東京へ
Ⅲ-3 戦争がの周辺
好きな絵は、会場で最初に展示されていた鏑木清方<薄雪>歌舞伎「恋飛脚大和往来」新口村雪の場面ですね。鏑木清方<妖魚>人魚で指先に小魚がいます。鏑木との手紙も展示されています。昨年話題になって、残念ながら関西には展覧会が無かった渡辺省亭を初めて拝見。師の菊池容斎と同じ画題の比較が面白いですね。池田輝方の<お夏狂乱>伊東深水長い絵巻<戸外は春雨>
北野恒富<道行>北野はハルカス美術館で展覧会やっていましたね。島成園<春の愁い>島は大阪市立美術館で特集展示してました。高橋由一、山本芳翠そして川村清雄の<蛟 龍天に昇る>勝海舟に百円で絵を買い取らせた。岡田三郎助<ダイヤモンドの女>満谷国四郎<軍人の妻>
図録はスクエアサイズ ていうんだそうですが、一寸凝っていますね。
220P 80点 2500円。
大阪展は1月16日まで。
以後巡回 高知、富山、岩手
巡回済、東京、新潟