窯元日記復活

奈良博三昧「重文 釈迦霊鷲山説法図」

奈良博三昧「重文 釈迦霊鷲山説法図」写真に照明が写り込んでしまいました。すみません。
1幅
絹本著色 掛幅
縦157.8 横78.2
絵画
鎌倉時代 13世紀






奈良博収蔵品データーベースから
「釈迦の浄土と称される、天竺(インド)摩掲陀国の王舎城外にある霊鷲山中で、釈迦が説法し、諸菩薩・十大弟子・四天王・諸天部が聴聞する情景を表し、背後に霊鷲山の山並み、手前にも多めに自然景観を描いている。釈迦を初めとする諸像は、平安時代に確立された仏画の様式を基としながら、中国・宋の画風も取り入れて、華麗さに軽快さを加えた清新な趣を示す。自然景の表現は、特に下部において、山や岩、土坡、瀧と水面など地形の諸要素を含み、松や花咲く樹木も配しており、青緑の鮮やかな彩色も、唐風を基に平安時代に練り上げられた山水表現の様式を正しく受け継ぎ、情趣深いが、端正に整理され、やや沈静の感さえある点に、鎌倉時代らしさも示している。この部分は、全体の中でかなり大きい割合を占めており、単なる自然描写ではなく、霊鷲山に到るまでの道の表現であることが、他の諸作品を参照することによって明かとなり、この図を単なる説法図に留まらせず、釈迦の遺跡に対する憧憬を表す独特の図としている。(中島博) 」
銘 文
背面貼紙墨書「奉修復/靈鷲山釈迦如来像 巨勢金岡筆/文暦元年甲午二月吉日/自往昔相傳之長真誌/開眼師権僧正承圓記」(以上一紙)「奉/靈山尊形 金岡筆/文安四年丙寅佛誕生日修復裏付 畢/日輪院法印長瑜記之」「奉修復靈山會釋迦像/巨勢大納言金岡卿筆/天文三甲寅九月吉辰/探題法印大僧都豪仁」「靈山會尊像巨勢金岡筆/寛永三 初夏奉修復畢/秦氏認之」(以上一紙)「靈山會釋尊巨勢金岡筆/享保三己戌佛誕生良辰日/長等峯法輪房羲舜/記之」(以上一紙)、箱蓋表墨書「靈山會場諸尊影 金岡大納言筆 三幅一鋪」、蓋裏墨書「箱表文字式部少丞為恭書之」
https://www.narahaku.go.jp/collection/1305-0.html


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