窯元日記復活

八幡市立松花堂庭園・美術館 『おいしい赤膚焼 展』のご案内

3月に京都府八幡市立松花堂庭園・美術館で『おいしい赤膚焼 展』が開かれます。
『おいしい赤膚焼 展』といっても赤膚焼きが食べられるということではありません。あしからず(笑)江戸時代から明治の赤膚焼が並ぶと聞いています。
この美術館は松花堂弁当でもご存知なように、寛永の三筆の一人松花堂昭乗(1582~1639)<昭乗は10代半ばで石清水八幡宮の社僧となり、瀧本坊の阿闍梨実乗を師として修行に励み、真言密教を極め、後に僧として最高の位である阿闍梨となりました。>
美術館のお庭は平成30年の大阪北部地震でかなり被害を受けたそうです。
木白生誕220年、没後150回忌になる今年ぜひお出かけください。

春季展覧会のご案内令和2年春季展 
おいしい赤膚焼            
会期 : 令和2年3月14日(土)~5月10日(日)
        *会期中、展示替えをおこないます
開館時間 : 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料 : 一般500円・学生400円・18歳以下無料(大学生を除く)
       (20名様以上団体割引)
休館日 : 月曜日(ただし3月30日、4月6日、5月4日は開館)、
       5月7日(木)
八幡市立松花堂庭園・美術館 
           Tel:075-981-0010/Fax:075-981-0009
主催:八幡市立松花堂庭園・美術館(公益財団法人やわた市民文化事業団)

「奈良市西部に位置する五条山は別名を赤膚山といい、この地で焼かれた陶器は赤膚焼と呼ばれ愛され、現在も諸窯が盛業しています。
 古来、赤膚山のある西ノ京の丘陵あたりでは瓦や土器、火鉢が生産されました。室町時代頃には、茶の湯に用いられる風炉(土風炉)が作られ、奈良風炉としてその名があります。
江戸時代、遠州七窯(大名茶人・小堀遠州が指導して好みのやきものを制作した七つの窯)のひとつに数えられ、茶陶とゆかりの深いやきものとして知られます。江戸時代後期、郡山藩主・柳沢保光(堯山)の後援を得て発展し、保光没後は一時不振をみますが、奥田木白の登場によって隆盛を迎えます。木白は楽焼をはじめ、瀬戸焼、萩焼、唐津焼、京焼などを研究し、作陶しました。「奈良絵」と呼ばれる大和絵風の絵付け茶陶は印象的です。心を和ませる温かみのある器は、東大寺や春日大社などの門前茶屋などでも親しまれてきました。
 奈良は松花堂昭乗とゆかりの深い場所です。昭乗は奈良の春日に生まれたともいわれ、兄の元知は興福寺一乗院門跡に出仕しました。昭乗は若い頃、吉野山で修行したいと願っていました。それは叶いませんでしたが、晩年、隠居ののち江月和尚と共に吟行の旅にでています。
 展覧会では、昭乗もあこがれた奈良の魅力を、赤膚焼を通してご紹介します。 」



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