33観音巡りはあと5ヶ寺を残している。
暖かくなったら再開しようと思っていたが、急遽、観音正寺へ行くことにした。
今回はJRのジパング倶楽部の割引乗車券を使って行くことに。
関ヶ原から米原間は先日の雪が残っている。
能登川で下車し裏参道を登ることにした。
観音寺口でパスを降りて、結神社の境内横の裏参道入口からスタート。
観音正寺は施福寺、上醍醐寺と並んで最大の難所だ。
繖山(きぬがさ山)432メートルのほぼ山頂にある。
石の階段が続く、けっこうきつい登り、まぎれもなく難所だ。
雪こそ残っていないが、濡れていて滑りやすい。
殆どの参拝者は上まで車だ、裏参道を歩く人はごくまれのようだ。
往復して一人だけすれ違った。
参道脇には石仏が多い。
古くから沢山の参拝者を見守ってきた。
今では長年の風雪で、かろうじて石仏の形を残しているだけだ。
登ること約一時間やっと着いた。
この寺には山門が無い、仁王さんが迎えてくれた、雪も降り出した。
平成5年に火災で焼失したが、数年前に再建された本堂。
立派な千手千眼観世音菩薩が安置されていた。
納経所に大きな鈴をつけたねこがいた。
聞くところによると、下界から登ってきてここに居ついているという。
人懐こいねこだ、参拝者に可愛がられていた。
観音正寺への招き猫だ。
雪もやんで少し展望が出来るようになった。
帰りは表参道から安土へと思ったが、時間がかかるので、往路をひき返した。
途中にある近江商人発祥の地、五個荘を散策する予定だったがとりやめた。
ちょっと疲れたし、とてつもなく寒かった。
JR能登川駅から一路帰路につく。
いよいよ終盤戦、桜の咲くころまでには残りの4ヶ寺を参拝したい。