日曜日の夕方から寒い中一度見たかった鳥羽の火祭りに出かけた。
三河の鳥羽、神明社で行われるこの火祭りは、国指定重要無形民俗文化財
に指定されており、天下の奇祭です。
驚いたのは、そのスケール、見守る人々の多さでした。
すずみと呼ばれる高さ7mの大松明が2其設置されています。
かや、青竹などで作られ、中には神木と十二縄と呼ばれるものが納まっている。
火祭りの始りです、神男、奉仕者(通称ねこ)がすずみの前に進みます。
清めの神事が終わり、火打石からとった火種がすずみに点火されました。
火祭りは天候、豊凶、作物の出来具合を占う神事です。
火は燃え盛り、熱い熱気とともに暗い境内を照らします。
太鼓の合図で、頭から水をかぶったねこが燃え盛るひの中に飛び込み、すずみを揺らします。
早く神木、十二縄ををとり出そうと。
入れ替わり立ち替わりねこが火の中に。
2其のすずみが神木と十二縄を競ってとり出そうと必死です。
鳥羽の火祭りも佳境に。
いよいよ終盤、神木と十二縄を探しています。
とり出した神木、十二縄を持って神前に向かいます。
燃え残った青竹を持ち帰り箸を作ると歯の病にならないとの言い伝えです。
青竹を貰って帰りました。
テレビで視るのとは違い、その迫力、熱気、歓声に圧倒された。
素晴らしい火祭りでした、寒い中出かけた価値は十分にあった。
これからも、こうした伝統行事に積極的に出かけようと思う。