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水筒に乳酸菌飲料 ご注意

2013年07月05日 07時44分59秒 | Weblog

水筒に乳酸菌飲料 ご注意

読売新聞  6月24日(月) 配信

 容器の銅溶け 中毒の恐れ

 金属製の水筒ややかんで、スポーツドリンクや乳酸菌飲料のような酸性度の高い飲み物を長時間保管しないよう、東京都が呼びかけている。

 容器内部の傷や付着物が原因で銅が溶けだし、吐き気などの中毒症状を起こす可能性があるという。

 都健康安全研究センターは、酸性飲料で銅が溶けだしたことが原因とみられる中毒の事例として、2008年2月に都内の児童6人が頭痛や吐き気を訴えたものと、10年3月に岡山県内の保育園児15人が吐くなどしたものの2件を把握している。

 都内の事例は、粉末を水で溶かすタイプのスポーツドリンクを水筒に入れていて、中毒症状を起こした。保健所で調べると、飲み物からは高濃度の銅が検出された。水筒の内部が破損しており、通常では飲み物が直接触れない保温構造部分から銅が溶けだしたとみられるという。

 岡山県内の例は、やかんで作った乳酸菌飲料を飲んで症状が出た。こちらも高濃度の銅が検出された。やかんはアルミニウム製だったが、長期間の使用で水道水などに含まれている銅が内側に付着し、飲み物を入れたことで溶けだしたと推定した。

 銅は酸に溶けやすく、過剰に摂取すると、吐き気や下痢などの中毒症状を起こすことがあるとされる。同センターは、「破損や腐食がある容器に、乳酸菌飲料やスポーツドリンク、果汁飲料などの酸性度の高い飲み物を長時間入れておくと、思わぬ事故につながる可能性がある」と警告。水筒などの使用上の注意や、容器が劣化していないかを確認するよう勧めている。

 
 
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