本日の患者さん!
都内からの来院患者さんである。
右下第一大臼歯の痛みで来院された。
充填物が脱落し再装着で、ご近所の歯科医院へ行ったそうである。
痛みは無かったが、ムシがあるということで歯を削られたそうである。
その後も治療継続中だが何度治療を繰り返しても痛みが取れないということで来院されたのだ。
こちらで拝見すると、神経を抜かれていた。
よく将来的に痛くならないように神経を抜きましょう!と言われるが、実は逆で神経を抜くと逆に痛くなることが多いのである。
本来、歯の神経の入っている根管は単純な構造ではないのである。
現在の日本の歯科治療では単純に考え、例えば1本の根には1本しか根管がないと単純に考えて治療しているのである。
ところが非常に複雑でとても現在の技術力では対応しきれるものではない。
顕微鏡を使用してもとても無理な話しなのである。
その複雑な根管内が細菌の温床になり、痛みや病巣感染などでリューマチになったり大変な結末なることも多々ある。
人間の身体の中で不必要なものは何も無い。
痛みも無い歯の神経は全く抜く必要がないことを患者さんも知ってほしい!