◆最期のモフ猫◆
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~永訣の朝~
私が初めて見たブログは猫ブログだった。(ΦωΦ)
よそ様の猫は表情も豊かで写真写りもよく、いわゆる映えていた。
うちの子は他人に自慢出来るような可愛げはないし、それ以上に私の撮影技量も
お粗末だったので、自分で猫ブログなんて考えても見なかった。
だからブログを始めた時には猫ブログではなく、猫成分ありの私の日常生活の日記
という形にした。まー、本当に日記でした。
だから日記を付けるようにモフ猫の最期も書いておこうと思います。
亡くなる3日前(2/7)までは普通に活動していた。
ただその数日前から、ほとんどエサを食べていなかった。
毎日1日のエサの分量は計っているが、残る事が多かった。
食べた分だけウンPは出るので、ウンPの量を確認していたが
7日の朝はウンPがなかった。おしっこが少しだけ。
3kgあった体重が、いつのまにか2.3kgに激減していたが、
その日は普段通りに動いていた。
8日の朝、ウンPもおしっこもなかった。
んんん、これはマズいぞ。エサはともかく水も飲んでいないのか?
ぐったりはしていないけれど、夕方医者に連れて行くかな、と思っていたところ
日中に血のような赤茶色の液体を吐いていた。
最近よく水っぽい液体を少量吐いていたけれど、今日のは色も量も異様だ。
モフ猫はお気に入りのテントで丸くなっていた。
すぐに医者に連れて行き、血のような物を吐いたと説明したら、
(敷物のタオルに吐いていたので、それを持って行って見せた)口の中を見て
「口の中がかなり炎症している。歯の根元から出血しているから(牙が抜けそう)
血を飲み込んでそれを吐いたのかもしれない。」と。
だが血液検査の結果が最悪だった。
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腎臓機能の値が悪い方に振り切れていた。
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こちらの結果は、白血球以外は正常値内にあって貧血ではないものの、
脱水症状がひどいので、水分が入ったら貧血の値になるかもしれない、と。
とにかく脱水症状を何とかしないと腎臓の治療も出来ないから、数日は皮下補液で
体力を戻す事に専念。さらに体温が36℃と低く湯たんぽで暖める事に。
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毛布の間に湯たんぽが入っている。(お尻辺り)
この夜に、また赤茶色の液体を吐いた。
寝る時に台所にあるゲージに湯たんぽを入れておいたが、
元気な時には夜中に何度も私の布団の中に入って来たので、
寝る時は2階の寝室に連れて行き、ベッドの布団の足元に寝かせてやった。
ーが、夜中に下に降りて行ってしまった。
8日朝、何処に居たかというとゲージに入って寝ていた。
しかし、触ってドキリとした。ー冷たい?(@_@;)
「チャーちゃん!」大声で呼んだら(耳が遠い)「ニャ」と返事をした。
よかった、生きてる…。(;´∀`) =з
ゲージから引っ張り出すのも可哀そうだったので、
ゲージごとファンヒーターの近くに持って行き、全体が暖まるようにした。
そのうちゲージから出て自力で歩いて灯油ストーブの前で横になった。
この日は姉2に留守番を頼んで見ていてもらう事にした。
夕方仕事から帰って様子を訊いたら、午前中は灯油ストーブの前、
午後は茶の間の日向に連れて行き寝かせてやったと。
2時頃、台所まで歩いて行ったので水かと思い水の容器を出してやったら
1~2口ぺろぺろして床にお漏らししたそうだ。(本当は水ではなくてトイレだったのかも)
あー、お漏らしでもおしっこが出れば腎臓は働いているから、ホッとした。
夕方また医者へ行って「昨日の夜、また赤茶色の液体を吐いた。
今日は午後おしっこした。」と報告したら
「口から出血しているけれど飲み込んで吐いたんじゃなくて、内臓がびらんして
出血しているのかも…。」と。
体温が34℃とさらに低くなっていた。
「このまま体温が下がって冷たくなって死んじゃうんですか?」と訊いてみたら
「眠るように息を引き取る子もいれば、血栓が脳とか心臓に飛んだりして
ちょっと苦しむ子もいる。」と。
「湯たんぽやストーブで暖めてやっても、暫くするとそこから離れて寒いところへ行って
倒れ込んでしまう。」と言ったら、
「キャリー(ケース)に入れたまま暖めれば、もうそんなに動きまわれないだろうから。」と。
でも、キャリーケースは狭くて身動きが取れなくて可哀そうで…。
様子を見ていると寝返りを打ちたくて起き上がるけれど、後ろ足に力が入らず
そのままどこへでも構わず転がってしまう様だ。
それじゃあ、何処に転がっても寒くないように、この日の夜は使っていなかった
ホットカーペットを茶の間に敷いて、その上にモフ猫を寝かせ
私も掛け布団を持って来て添い寝した。
夜中にチャリチャリと鈴の音を立ててモフ猫が起き上がるたびに私も起きて
モフ猫を捜し、寒いところで寝ているモフ猫を暖かいところまで連れて来る、の繰り返し。
水をシリンジで1cc位ずつ時間をおいて飲ませるように言われていたので
モフ猫が起き上がるタイミングで口を開けさせ、水を少しずつ注入。
口の中が血だらけでカピカピになっているので、水を含ませると口をクチャクチャして
飲み込むんだけれど、結構スプラッターな光景だ。
土曜日は医者が臨時休診だったんだけれど、日曜日の朝に皮下補液をしてくれると言うので
9時に行く事にした。
だから土曜日(10日)は、1日モフ猫に付き合ってのんびりしようと思っていた。
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寝たきりで寝返りが打てないのは辛いんだよね。人間も動物も同じだね。
モフ猫が動く度に体の向きを変えてやった。
ペットシーツに2回お漏らししたけれど、おしっこ出来ればいいよ。
でも午後になり水を口に含ませても飲み込まなくなり、呼吸(お腹の動き)が荒くなって来た。
そのうち、ひとつ大きく息を吐いたかと思ったら、お腹の動きが止まって、
ーえっ、呼吸が止まった?・・・でも心臓なのか胸の辺りが小さく脈打っている。
そしてまた、くわっと息を吐き、またしばらくして、くわっと・・・を繰り返した。
あぁ、もう、そろそろ最期なのかも・・・。
そして今までずっと『コ』の字で横たわっていた身体を最後にぐぐっと大きく伸ばして
本当にぐぐーっと伸びをして、それからまた『コ』の字になって動かなくなった。
動かなくなっちゃった、動かなくなっちゃたよ・・・。(´;ω;`)
チャーちゃん、頑張ったね。最期の最後まで元気に頑張ったね。
看取らせてくれてありがとう。最期まで一緒に居てくれてありがとう。
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チャチャ(2006年7月4日生まれ)2024年2月10日午後2時永眠。行年17歳7ヵ月。