ライン作業って、スピードが速くても遅くても大変なんだよー。(銘柄によって速さが違うので)
速いと品物を入れ損なうし、あ~んまり遅いとひとつの箱につい
ふたつ入れちゃったり・・・
そこで詰め合わせた品物が抜けていないか、多く入っていないか確かめるために
”キリあわせ”を行います。
たとえば油がAとB2本、調味料がCとD2箱入っているギフト商品の場合、
油同士、調味料同士でキリあわせをします。
油は1箱に30本入っているので、Aの油を入れる人は1箱目が終わりましたよー
という印に最後の30本目の油を立てて流します。
Bの油を入れる人はAの30本目と自分で入れたBの30本目が
一致したら(同じ箱に入ったら)Aの油を倒して流します。
同様に、1箱50個入りの調味料はCの50個目とD の50個目が一致したらOK。
ーというのがキリあわせです。
わっかるかなー。まぁ、いろいろ確認しながらやっているんですよ。
ーが、箱の入り数が異なる品物でキリあわせをする場合はややこしい。
20本入りの出汁と12本入りの醤油、さらに30本入りの油の場合、
さあどうなるでしょう。
出汁が20本ごとに立って流れて来ます。12本入りの醤油は、どこでキリがあうでしょうか。
20と12の最小公倍数は60だから、出汁3箱目と醤油5箱目であいますね。
あってるよね?さらに油は30本入りだから、油は2箱目でキリがあいます。あってるよね?
ーていうのを先日やって、何が何だかわからないうちに最後で出汁が1本余り、
醤油が1本足らなくなってしまったのだった。
どこかで出汁を入れ忘れた箱に醤油を2本入れちゃったんだな。
その後はキリがあわなかったはずなのに、誰も気づかなかったんだよー。
ーで、梱包した段ボールを開けて、ギフト箱一個一個開けての確認作業。
醤油が2本入った箱を見つけ出して、一件落着、ちゃんちゃん。
キリあわせをちゃんとしていたら、こんな無駄な時間費やさなくてもよかったのにね。