地下水のロマン

本日曇りから晴れ午後は時々雨
 
今日の山小屋の工事現場は昨日来の雨のため水たまりができています。
午前は結構作業がはかどり基礎部分の穴掘りが進みました、しかし四隅の直角を出すのが
結構難しい・・明日は穴掘りの範囲をしっかり決めてから掘ることにします。
 

 
 
 
 
 
 
この工事現場はもともと掘ったところから少し水が出ていました。
昨日の雨で今日は結構（チョロチョロ）と出ています、流出箇所は地表からもっとも深いところ（６ｍくらい）
から出ています。

 
 
 
 
 
 

 
 
山小屋の水も、井戸を掘って利用しています。
 
井戸といっても手掘りではなくボーリングによるもので深さは２５ｍ程度掘ってるらしい（今度確認してみようと思っています）。
１０ｍ以上の場合はポンプは汲み上げ式では無理で、ポンプが水中にある深井戸用のものが使われている。
深井戸用でもジェットポンプというのか上部からポンプで地下まで水を噴出させその勢いで地下水を上部に
連れ揚げるというタイプのものもあります。
 
 
井戸堀には興味があったので見てみようと思っていたのですがタイミングが合わず見学はできませんでした。
掘った後を見ると玉砂利が周りに散乱していました、この砂利が出るあたりが水脈でここから水をくみ上げているはずです。
 
以前に「地下水の科学」BLUE BACKS 著者　伊田　徹治氏（日本地下水学会）という本を読んだことがあります。この本によれば；
 
「日本の地下水」という本を著した農業用地下水研究グループによると、河川の水の流速が毎秒数センチから速くても数メートル、１日では数キロから数１０キロメートルであるのに対し、帯水層の中を流れる地下水の流速は１日に数センチからせいぜい数百メートル程度で、平均的には１日１メートルであるという。
 
また、
一般的に深井戸の水のほうが、外界から隔離されているので安全性が高く、溶け込んでいるミネラル量が多いといわれている。
 
ということで、この山小屋の井戸の水を考えると裏山の鷲ヶ岳（標高１６７２ｍ）に降った雨や雪が地中に浸透しここまで来るとすると、その距離は約６Kmあるので１ｍ/１日とした場合、なんと６０００日、つまり１６年と２４０日かかることになる。
まあ～途中からも浸透するとして少なくとも７～８年はかかりそうだ・・・
 
なんとまあ～ロマンを感じますねえ～
ここを買ったとき不動産屋が、ここの水でお風呂に入るとアトピーが治るんですよーとか言ってたけど
そんなことがあるかもしませんね！
 
今度この井戸水の分析をしてもらおうと考えております。
（もしかして、頭がよくなる水かもしれませんよ！！）