

顧問弁護士んトコに打合せに行くべぇ、とマンションを出たら雨

『おやおや、ついていませんねぇ』と右京さんの様につぶやきながら、傘を取りに戻ります。
そして玄関脇収納庫を開けました…ん?あるはずの傘が無いではありませんか。
大事な大事な傘…。
ダック型ヘッドがニッケルで出来ている英国製傘…。
ちょっとパニクりました。
いつ失くしたか、まったく記憶から欠落しているため、正気に戻るまで少々時間がかかった位であります。
顧問弁護士んトコで打合せをしていても、上の空。
『あの傘、高かったんだよなぁ…』
『新しいの買おうにも、もう売ってねぇんだよなぁ…』
と、心の中ショボーンで、身が入りません。
打合せ後、手帳を開き、じっくりと思い出してみました。
【昨日】ラーメン屋



【一昨日】天ぷら屋




【5日前】和食屋




【6日前】ショットバー1軒目


てな具合に、僕の近現代史を紐解いていったわけです。
でもダメ。まったく思い出せない。
しかしながら、ふと思い付きました。
『記憶に無い』という事は相当、生活に密着した状況ではなかったのか、と。
要するに『無意識に行動していた』時ではなかったのか、と。
そうしますと、だいぶポイントが絞られて来ます。
コンビニ・スーパー・図書館・かかりつけの医院…。
『こりゃ、コンビニだな

なんとなくですが、アッサリと解答が出ました。
そして、いつも行く我がマンションの1階のコンビニへ。
とは言え、どうやって傘の説明しよう…と思ったところ、思い出しました。
当ブログで傘を語った過去があった事を。

傘の巻。
いや~ブログってやっとくもんですね。
この記事の画像をコンビニのおねぇさんに見せました。

実はちょっと僕が気に入っているサトウさん(推定22歳)に。
そしたら、すぐに『あっ



いや~良かった良かった。
盗まれたとは思わなかったって?
思いません。
あんな2万円越えの傘を盗む度胸のあるヤツぁ、この街にゃ、いませんから。
『雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。それが自由というものだ』ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(ドイツの詩人・1749~1832)

