The Notebook Of Things I Don’t Know About

日々遭遇した出来事について、あれこれ考え、想像してみる。
ユーモアを添えて...。

時間貧乏が原因 -政治(憲法改正)について-

2007年10月02日 22時22分20秒 | 社会

単身赴任になってから、以前よりも、自分なりに物事を考える時間ができた。忙しいときは仕事に押され、いろいろな物事について考える暇はない。じっくり考えることがあるとすれば仕事についての事柄だけだ。

 この前の選挙で僕は初めて投票に行った。選挙権を得てから18年目にして初めて投票というものをしてみた。

今までなぜ、選挙に行かなかったのか?

 僕自身、これまではほとんど政治というものに興味もないし、期待もしていないというところがあったのだけれども、行かなかった本当の理由は、今、書いたことばかりではないんじゃないかと思うようになった。

 政治や選挙や立候補者の仕事の内容や個人のパーソナリティーをあまりにも知らない、理解していないからだったんではないかと思っている。マスコミからの受け売りの情報、上っ面だけの情報、興味をそそられるように脚色された情報なんか聞いてても、彼等なんか信用できないってゆうか、自分の考えをまとめて、誰それに、もしくは~党に投票しようなんていう結論に今まで至ったことがなかった。

 ただ、今、自分の中でかなり明確な考えを持てるようになった、政治的な問題がある。
それは、『憲法9条改正』についてだ。いろいろなところで、いろいろな議論がなされているし、今更僕はこう考える、なんては書かないけれど、とにかく戦争はダメだ。やっちゃいかんと思っている。だから憲法9条は改正すべきでないし、誤魔化しながら軍備費4兆8千万も計上してるのも、そろそろ本当に必要なのかを議論すべき時期だと思う。

 何事も議論するには、時間と場所が必要。毎日の仕事に忙殺されていたのでは、何事もまともに考えられない。しかし今日は、我々、一般市民はますます仕事に追われてしまう状況にある。
 
 『政治に参加をしなければ何も変わらない、変えられない』とTVでは有識者は言うけれども、参加しただけでは何も変わらないと思う。自分の考えもなく参加するのでは、プロパガンダに操作されるだけで、(実はもっと悪い状況)、たとえば政治家、官僚もしくは既得権益にしがみついている人々の思う壺になるだけなんじゃないかな。民主的な社会はプロパガンダに決して操作されてはならない。

 かつて福沢諭吉が『多事争論』を説き、NEWS23で筑紫哲也が語ったように、〝自由な気風〟が消えてしまっては民主主義は崩壊してしまう。民主主義を保つには活発な議論がやはり必要であると思うけれど、今の我々にそんな活発に議論する時間や場所はあるのであろうか?

 僕の場合は少なくとも半年前よりは考える時間が増えて良かった。

 





 


 


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