「お・も・て・な・し」と言って、オリンピックを呼び込んだ東京。
選手村のロシア選手団の部屋に「テレビがない」「冷蔵庫がない」など海外メディアから設備不足が指摘されている。トイレも不足しており、「中世の日本みたい」と表現された。この他にもエアコンなど電化製品のスイッチはすべて日本語表記、使えるクレジットカードは1種類のみ、簡易キッチンなどもないなど…随分な「おもてなし」だ。
あまりにも想像力が欠如しているのではないだろうか。テレビや冷蔵庫は有料のレンタルで申し込みが必要だと言うが…生活している部屋にテレビや冷蔵庫がないって普通に考えてありえないでしょ。部屋はどこの国が使用するか決まっているのだから、その国の言葉か共通語の英語で表記するのが「やさしさ」では?
これが「選手ファースト」と言えるのか?
大会関係者からこれまで79人のコロナ感染者が確認されているが、選手村でのクラスター発生も懸念されている。
アメリカの女子体操チームは「新型コロナウイルスの感染を避けるために、選手村に泊まりたくない」「ホテルの方が選手の安全をコントールできる」とホテルに滞在する決断をしたチームもある。
東京オリンピックのメディア・プレス・センターでは、「ゴムのような肉、冷たいパン、汚らしいプレゼンテーション。全部で1600円。ジャーナリストの仲間たちよ、最初に食べよう」と海外記者がTwitterで配信した。プレスセンターにある食堂の食事メニューは現在6種類で、最も安いのが1000円のビーフカレーで、自販機のお茶が1本280円(500ml)。来日した海外メディアは基本的には、飲食場所を大会会場内と宿泊施設に限定されている。海外メディア関係者が近所のコンビニに…という報道がされているが…この内容ではしょうがないのでは?とすら思ってしまうのはオレだけだろうか…
「ルールを守れの前に、それを補える環境をつくれ」という話だ。
こんな「おもてなし」が世界に発信されることになるとは…
結局、組織委員会が「おもてなし」したいのは1泊300万円(大半は日本側(=税金)が負担)もするホテルに宿泊するバッハさんなど五輪貴族のみなさんなのだよ。オレたちの税金…金持ちの道楽に使われるわけだ。
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