今日はちょっとめんどくさい話になるかもですが、お付き合いください。
なんか自民党が党大会を開いたそうで…総選挙を睨んでだそうで…いま…そこなの?って感じですが…
えー
昔(ボクが子どもの頃)の自民党は、党の中にもハト派(穏健派とも呼ばれ平和主義的な政治姿勢)とタカ派(強硬派とも呼ばれ武力行使容認的な政治姿勢)がいて、意見をたたかわせてバランスがとれていたような気がする(いま思うと)。ところがここ最近の自民党(安倍一次政権のころから)は、それがなくなり一方通行の…というか…「カオス」な「カルト」な集団になりつつあるように思う。
その原因がわかるのが菅内閣や大臣たちが関わっているカルト的な団体…です…
『統一教会』って覚えてますかね?
その『統一教会』(現・世界平和統一家庭連合)のイベントとの関わりや会費支払い、政治献金などの金銭のやり取りがあった大臣がこの内閣にはたくさんいます。菅首相を筆頭に、麻生副首相、武田総務相、萩生田文科相、岸防衛相、加藤官房長官、平沢復興相、小此木国家公安委員長、平井デジタル改革相…。
『統一教会』(現・世界平和統一家庭連合)は、韓国で生まれ1960年代に日本に上陸した教団。 80年代には高額な宗教グッズを売りつける「霊感商法」が社会問題化し、90年代にかけてピーク時には年間100億円を超える被害相談が寄せられました。現在でも年間数千万円から1億円近い相談が寄せられているようです。 大学構内や周辺、繁華街の路上、戸別訪問などで、統一教会であることを隠して勧誘する「偽装勧誘」も問題視されているカルト教団ですが…。こんなに政権のなかに絡んでいる大臣がいるというカオス…。
この『統一教会』と関わりのある萩生田文科相は『幸福の科学』とも関わりがあるようで、学問に携わる大臣が、こんなカルト宗教寄りでいいのか???と思ってしまう…この方は神政連にも所属。
神政連とは神道政治連盟のことで、神道精神を国政の基礎にと活動している全国8万社近い神社を包括する神社本庁を母体とする政治団体です。神道とは神話や祖霊(祖先の霊魂)を崇拝する民族宗教のこと。神話とはフィクションですからね…それを崇拝してしまうというのはちょっと恐い…。
そして安倍政権のときから大きな影響力をもっているのが『日本会議』という組織。日本会議にはいくつもの宗教団体が加入し、とくに団体の中心人物たちは「生長の家」という新興宗教の元信者。生長の家の初代教祖である谷口雅治氏は戦前、戦中は国家主義(物事を考え行動するとき、国家を優位におき国家を中心とする)・全体主義(政府に反対あうる政党の存在を認めない。個人が政府に異を唱えることを禁ずる)・皇国史観(天皇による国家統治を日本の歴史の特色とする考え方。「古事記」や「日本書記」の神話部分も歴史的事実とする)を支持し、教団を挙げて戦争に協力。戦後は「本当の日本は戦争に敗れていない」「日本国憲法はGHQに押し付けられたものなので破棄し、大日本帝国憲法を復元しなければならない」と主張。日本会議の主張というのは…ほぼほぼこのままです。
自民党は憲法改正草案をだしていますが、天皇を元首とし、先進国の憲法なら必ずある立憲主義、民主主義、国民主権、基本的人権というものが薄められています。そもそも憲法というのは「国民」が守るべきものではなく「国家」が守るべきものですが、自民党の改正草案では、国民の「義務」が30以上も記載され国民が守るものとその形を変えています。
この日本会議(簡単に言えば日本最大の右翼団体)所属の大臣は、麻生副首相、武田総務相、萩生田文部相、田村厚労相、野上農水相、梶山経産相、岸防衛相、加藤官房長官、平沢復興相、坂本一億総活躍相、西村経済再生相…とこちらもずらりと顔をそろえています。
ちなみにオリンピック組織委員会会長になった橋本聖子さんも日本会議に所属。
この他にも、親学(子どもが発達障害になるのは親の教育が悪いとする組織)、世界救世教(教主が医師でもないのに治療行為を行ったことで2度逮捕されている)など…ちょっとカルト的な宗教に関わりのある方が多数…。
何を信じるかはもちろん個人の自由ですから構わないですが…
さすがに政権党内部にこれだけとなると…日本大丈夫か?…みたいなね…