「IR(カジノを含む統合リゾート)は民設民営事業なので、公でお金をだすものではない」「事業者がお金を払って建ててくれる。市は家賃をもらうだけ」
と言っていた吉村大阪知事と松井大阪市長。
しかし…ふたを開けてみれば…
大阪市が建設予定地の土壌対策費として約790億円を負担する方針を決めた。
まあ、普通に考えれば「税金使わないよ」なんて嘘だということは誰でもわかることなんだよ。ある意味国家的事業なんだから。
しかし大阪のマスコミは、甘い汁を吸いたいもんだから「維新ヨイショ」「ヨイショ」に忙しい。
テレビっ子たちは、吉村知事、松井市長に夢中。
なので、ひとたび二人を批判するものなら、大炎上となってしまう。
奇しくもというのだろうが…立憲民主党・菅直人氏の「橋下・維新はヒットラー思い起こす」のTwitter発言を維新は大問題にし、マスコミも騒ぎ立てているが、IR関連などの嘘を隠すための『隠れみの』にすぎないように思う。
大阪のコロナ感染100万人当たりの入院・療養患者数は全国ワースト、人口100万人当たりの新規感染者数と重症者数も全国ワースト、死者数はワースト3位。(1月27日時点)
テレビ出演に忙しい吉村知事だが…肝心の対策はできているのか疑問である。
感染が確認されても39歳以下へは「保健所から電話連絡を行わず、自宅療養を基本に対応」「重症化リスクがある場合には自主的に保健所などに連絡してもらう」大阪府が決めた方針。完全に本人に『放り投げ状態』だ。
こういった対策しかできないのは、保健所が完全にキャパオーバーになってしまっていることが原因。
これはなにも大阪だけではないが、第5波までの経験で何が足りないかといったら「マンパワー」だということはわかりきったことなのに、ここを決して増やそうとしない。
いまこそ「人の力」が必要なのに。
IRに790億円の金をかけるなら、ここにこそ、その金使うべきだろ。