「国会の議論も批判だけでなく、国民にわかりやすい形で選択肢を示していくことが大事」「時代は大きく変化している。国会の運び方やありようも変わらなければならない」
そう述べたのは岸田首相だが…
ちょっとツッコんでもいいですかね。『国会の議論も批判だけでなく』というのは野党に向けての言葉だと思うが、そもそも野党は予算を扱う立場にない。予算の金額を具体的に示す案がだせないからこそ、議論は与党がだした案に対し、批判からはじまり、様々な点を明らかにしていくのが第一の仕事。むしろその議論を「コメントしない」だの「あなたの質問に答える必要はない」などと議論とまともに向き合わない今の政権こそ一番の問題だ。
変わらなければいけないのは、国会ではなく、政権を担っているあなたたち自身だ。
岸田政権は、退職金や生命保険控除などをリストアップし、課税することも検討している。それだけではない通勤手当や、少額投資への非課税を売りにしたNISAの譲渡益や配当、失業等給付、遺族基礎年金や、給付型奨学金にも向けられている。
子育て政策として、Jリーグと連携して、子連れ客優先を推奨する…支援を行うというこの国。いまやるべきなのはそこですか???
いまやるべきなのは、徹底した財政出動ですよ。子どもの医療費や保育料、給食費の無償化。やるべきことは子育てしやすい環境をつくることであって、一部の利益を考えることではない。それは民間企業がやる仕事だ。
政治の仕事とはなんのためにあるのか?
選挙に半分の国民が参加しないこの国で、変わらなければいけないのはあなたであり、わたしだ。
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