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甘いものと政治の話

市川市長選挙

2022-03-24 18:34:17 | 政治

ローカルな話題だけど、全国的には悪い意味ですっかり有名になってしまった市川市…というか…市川市長…

高級家具を市長室にとか…高級電気自動車テスラを公用車にとか…市長室にガラス張りのシャワー室をつくるとか…なんか散々な感じになってたけど…

その市川市長の任期が満了になり今週日曜日(27日)が市川市長選挙の投票日。

そんな市川市長選挙の候補者たちをちょっと覗き見していきます。

まずは…現市長の

村越ひろたみ さん

そもそも民進党、共産党、自由党、社民党、市民ネットの野党統一候補として当選したひろたみさんだが…前途に記した通り問題が浮上…すっかり野党勢は村越氏から離れていきました。今回の選挙では、一部の保守系議員からの支援を受けているよう…

主要な公約としては

・学校給食の無償化→ふつーに実現してほしい。・子どもの医療費助成制度を18歳まで→これもふつーに実現してほしい。・コロナ渦終結のための独自施策→3回目以降のワクチン接種、PCR検査の拡大、後遺症対策、保育園休園児のサポートなどを掲げていて、こちらも迅速にかつ正確に実現してほしい。高齢者への無償でのPCR検査はかなり早く実現させていたので、望むひとにはきちんと受けられる体制をつくってほしい。・市内で働くことを支援 ・環境に優しく、災害に強い街づくり→災害に強い街づくりのなかには、ポンプ場の整備を加速し、道路冠水しない強靭なまちにを掲げているんだけど、これはほんとに早く整備していってほしい。とにかく市川市は道路冠水が多い。台風や大雨になると市川駅前などでも冠水がおきる。床下浸水も多い。気象状況が年々深刻になっているいま、もーとにかくここは早く整備してほしい。・公園の新設・整備→ボクがこの市川市に来てから感じているのは、いまある公園をもっと大事にしてほしいということ。キレイな公衆トイレの整備や、ただぼうぼうと雑草が生えてまくりでなんも整っていない園内…つくったものをもっと大事に使ってほしい。・都市計画の見直し ・行徳地区の開発 ・スポーツで健康づくりを支援→プロチームの招致などを掲げていて、ちょっとワクワクする部分も…あるかな。しかし…(つづきは後で)

て感じで、興味のあるひとはぜひホームページをチェックしてほしい。

ひろたみさんは現市長でもあるので、自分の実績として、借金の削減、貯蓄の最大化、税収の増加をあげているが、まあ、人口が増加している市川市なので、誰がやっても、この分野でマイナス評価になることはよっぽどのことがない限りないのかなあと思う。

とくに政策として、「こんなんやらんでいいわー」というのもないんだけど…金銭感覚というのか、市民感覚というのか…そういうところが欠如しているのは、ちょっと致命的にも思うかな。

次に

守屋貴子さん

市川市議会議員を2期務めた後、千葉県議会議員を2期務めている守屋さん。

結構、細かく主要政策は書かれているので、気になるひとはぜひホームページをチェックしてちょーだい。

ここでは個人的に気になったものだけ書いときます。

主要取り組み

・市民との対話集会の実施(SNS目安箱等をDX推進とともに検討)→これは生活=政治に興味をもつ機会を増やすためにも議会としてきちんと開いてほしい。・市内各所に多目的トイレの整備→バリアフリー化とともに、災害時にとても重要。ぜひ整備を進めてほしい。・全体育館・避難所に冷暖房を整備→学校に「冷暖房を」というと、よく保守系議員は「昔は~」といって反対するが…今と昔では、温暖化が進み環境が違う。こういう精神論はとっととやめさせて、当たり前に実現してほしい。・市長専用の公用車の廃止→ほんと公用車って必要なの?ってね ・子ども医療費の助成拡大→ほんとふーつーに実現してほしい。・保育従事者の処遇改善→ひとにお金をかけましょー。ふつーに実現してほしい。・通学路の安全を確保→市川市は道路が狭い、安全な道路整備は大事。・給食費の質の向上と段階的無償化→義務教育はすべて無償化に・放課後保育クラブの待機児童を解消→ふつーに実現してほしい。・学校トイレの洋式化推進→これもなぜか「日本の伝統」とかいって保守系議員がグズグズいうが、学校は災害時には避難所にもなる。誰もが利用できるトイレは重要。・介護従事者の拡充と処遇改善→命と生活を守る仕事の環境をきちんと整えてほしい。それはすべての政策につながると思う。・医療体制の強化→コロナ感染症で浮彫になった日本の脆弱な医療体制。きちんと市としても見直していってほしい。・在宅コロナ療養者へに配食サービスの拡充→コロナ療養者への支援は他人事ではない。きちんと行き渡る支援を。再生可能エネルギーの活用→エネルギーの地産地消をめざしてほしい。 

という感じ。

全体的に政策として「ひと」にきちんと焦点があたっていて好感はもてたかなあ。

次は

田中甲さん

市川市議1期、千葉県議2期、衆議院議員3期を務め、自民党、維新の会の応援を受けているよう。

主な公約は

市長の退職金CUT。身を切る改革→個人的に「身を切る改革」とやらはキライですね。要するに、報酬とか退職金をたやすくカットできる人たちってのは、お金に余裕がある人たちなんだよ。で、自分は身を切ったんだから、市民のみなさんもキリましょうね!というのが「身を切る改革」の正体。結果的に俺たちにとってなんのプラスにもならない。要するに市民のサービスを切るためのパフォーマンスにすぎない。『もらった報酬分きちんと市民のために働く』。それが政治家の役割でしょ?  道路の無電柱化を進め、人にやさしい街並みを→狭い歩道に電柱…市川市の特徴だよね。時間はかかるだろうけど、計画的に進めてほしいね。・Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)を市内全域に整備します→ぜひ!・ シルバーパスの導入→導入してほしいけど、もちろん無料なんだよね?・GIGAスクール(1人1台の端末環境の構築)の取り組みを進める→IT化は必要だと思うけど、親御さんに費用の負担がかからないようにするのが行政の役目。そこらへんは考えているのかな?・美術館の建設→うーん、別にいらなくねw・プロスポーツの誘致→こういうのって、ほんとに地元に根づかないと地域の活性化にはつながらない。そこまでの思いがあるのかな?・サイクリングロード、ジョギングロードの整備拡大

て感じでした。

まあ、自民党系、維新系の政策だなーと思いましたね。

立候補者はあと3人いらっしゃるんですが、ネット上にあまり情報がなく…とりあえずわかったことだけ書いておきます。

まずは

市川まみさん

心によりそう政治 待機児童ゼロ、子どもの笑顔を守る、お年寄りも障がい者のある方も支え合える仕組み、緑にあふれ豊かな産業が育つ街、災害に強い安心な街づくりを公約に掲げています。

吉野一郎さん

元教員で、教育環境の整備と充実を急ぎ、福祉環境の整備と充実を進め、楽しく生きがいのある地域を実現するを公約に掲げています。ちょっとおもしろいのは、息子さんが父のかわりにTwitterをやっていることかな。

最後に

片岡きょうこさん

市川市議を1期務め、「子育てに追われる女性の声を市政に取り入れる」ことを公約に掲げています。

市川市長選挙は27日が投票日!市議会は生活に直結する選挙。

投票に行ったついでに、花見してランチしてスイーツしてきましょー!

 

 


儲けのためならなんでもありのアパホテル

2022-03-07 22:49:27 | 政治

大阪のコロナ宿泊療養者に提供されていた食事があまりに貧相で、『中抜き』されていたと、このブログでも書きましたが、療養ホテルに指定されているアパホテルでもさらに『中抜き』されていたことがわかった。

大阪府で療養ホテルに指定されている41施設のうち9つの施設を提供しているアパホテルグループ。国から地方に支給されているコロナ療養者の食事代は1食1500円だが、大阪府は独自の経済的試算で1食900円に。さらにアパホテルでは自社の「アパ社長カレー」(レトルトで390円)を提供し500円中抜きしたという…。カレーは、療養者から「喉が痛くなる」など大不評だったというが…まあ、普通に考えて療養中のひとにカレーって…ないでしょ。

「日本最大のホテルチェーンとしてお力になりたい、お役にたちたいという一心でございます」と宿泊療養施設を受ける時語っていた元谷社長。

なんてことはない「優良な金儲け先」を見つけただけだった。

アパホテルはコロナ宿泊療養施設として自治体への1棟貸しを進め、経営利益は前期比645%増の39億円の黒字となる増収増益となっている。

おやおや、東京オリンピックで『中抜き』し丸儲けした竹中平蔵会長率いるパソナみたいじゃない。

結局、日本って国は、こういうシステムになっているんだよね。

貧しい国になったよね。

このシステムを変えるには、安倍政権以来確立させた権力構造を終わらせるため自民党を政権の座から引きずり降ろさないといけない。ついでに、さらにたちの悪い維新もね。

 


民主主義をわかってないひと

2022-03-03 18:42:07 | 政治

ロシアのウクライナへの侵攻が続いている…

そんななかで

ロシアへの抗議を行っている人たちに対して『日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない』と言ったひとがいる。

維新の会創業者・橋下徹。そのひとだ。

常々、民主主義がわかってないひとなんだなと思っていたが、この発言を聞いて確信した。

世界では反戦の声が高まっいる。当事国であるロシアでも大規模な反戦デモがおき、6000人もの市民が拘束されたという。何よりその世論を恐れているのはプーチンだ。だからこそ統制をとろうとする。ロシア国民も今回のプーチンの行動には疑問をもっている。経済制裁もはじまり国民生活にも影響が生まれてくる。こういった声が高まればプーチン独裁を転換させる力にもなる。

民主主義とは何か?

多数決で決めること?

最終的にはその通りだけど、様々な声があるなかで、そこに行きつくまでに議論をしてより良いものにしていくこと。そこに「民主主義」がある。

だから民主主義は少数の声も大事にできる。

その大前提にあるのが「声をあげる」ことだ。

彼が言っていることは民主主義の否定に他ならない。

まあ、たぶん、彼はそれでいい思っているんだろう。過去には「日本の政治に必要なのは独裁」とまで言い切ったひとだから。ただ、そういうひとを各マスコミがもてはやし、コメンテーターとして多投しているということには注意しておかなければならない。

日本の権力者がこの国をどこに向かわせようとしているのか…もう、みえみえだ。

というか、常々、あのひとは本当に弁護士なんだろうか…と思う。

さて…ロシアとウクライナの停戦交渉がなんとか継続している。

ウクライナのゼレンスキー大統領には、国家という体制を守るのではなく、国民をどうしたら守れるのか考えてほしい。

それができれば、世界の世論も味方につけることができる。

ロシアでは90歳のおばあちゃんが反戦デモ中にロシア当局に拘束された。「戦争ノー」と描かれたプラカードを掲げた小学生3人が拘束された。

声をあげることができなくなる…それがどれほど恐しいことか…。

「自由」は自然にあるものではない。「民主主義」は、ひとりひとりが声をあげなければ成り立たない。