コロナ感染が広がる昨年3月、ニューヨークは、州内の8か所に臨時病院の設置を発表。大型展示場には1000床のベッドが5日ほどで完成。3週間で9万床のベッドを確保した。コロナ感染の発生源と言われている中国は、1週間で1000床の病院をつくった。その結果、感染者数は多くとも、医療崩壊は起きていない。
昨年同時期、コロナ感染を封じ込めたと言っていた日本は、東京オリンピックのために競技場や選手村をつくり、GOTO事業をおこなった。その結果が…これだ↓
政府は『入院対象を重症者らに限定し、中等症患者も自宅療養を基本』とする方針を打ち出し、東京都もそれに追随…実質的に『医療崩壊』を認めた。
中等症とは肺炎になり高熱がでている状態。肺炎や高熱、人口呼吸器つけてても意識があれば中等症に分類される。その状況でも自宅でいろというのか?
政府は、様々な批判に「病床の確保に万全を期すため」と逆切れぎみにいっているが…冒頭に書いたように、この1年半、やれることはあっただろう?という話だ。…まさに無策の極み。
それだけではない。政府は今年度195億円を計上し、全国で1万1000床を削減する方針を撤回していない。
大阪では、コロナ死に至る人の8割は「軽症者・中等症からの容体急変」という事実も明らかになっている。
自宅療養から死に至るケースが増えているなか、インターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持医師は、コロナ治療の最前線にいる立場から「中等症とかで治療に介入していてはもう間に合わない。より早い段階で治療に介入しなければいけないので抗体カクテル療法を承認したはず。その治療は軽症者のうちにしなければならないが、入院しなければ薬は使えない。言っていることがめちゃくちゃ」 と語り、菅首相、小池都知事について「この2人がおっしゃっていることというのは、国民にまっとうな医療体制を供給しませんよというメッセージだと思う。こういう人たちに国を任せては国民の命は守れませんから、2人とも至急お辞めになった方がいい」と痛烈に批判した。
今日の感染者数は全国で14182人、東京で4166人。オリンピックオリンピックと言っている間に、もうここまできてしまった…
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