衆議院選挙で、自民党が単独過半数、日本維新の会が40議席に到達…。
「うわーマジ終わったわー日本…」
それがオレの今回の選挙の感想。これで、ますます利権構造は膨らみ、格差は広がり、自己責任を押し付けられ、社会保障は削られ、高い高い税金だけは徴収される。まさに地獄の幕開け。
んで、投票率は毎度の50%代の55.93%。戦後3番目の低水準だとか…。
自民党は前回より15議席減となったものの単独過半数を超えた。が…ざっくり言って、半分の人が投票していないんだから、日本国民の2~3割の支持で、国会の議席の半分以上を独占し、物事を決めていくことになる。
これじゃあ、一部の人の声しか吸い上げられないのは当たり前だよね。
投票にいかない罪は重い。
日本では主権は国民にある。これは当たり前のことではない。
日本では、国民は『議員(政党)に「やってもらう」』立場だと考えている人が多いように思う。しかしそれは違う。
国民は議員(政党)と一緒に「やる立場」にある。
「政治はわからない」とか「誰がなっても同じ」とか「野党は批判ばかり」とか、そんなことを理由に投票にいかない人が多いが、それはあまりに当事者意識がないからなのだろう。
わからなければ勉強すればいい、誰がなっても同じかは投票しなくちゃわからない、野党は批判するのが仕事(批判から議論が洗練されていい政策になる。もちろん理由もなく「ダメ」と言っているのではしょうがないが、なぜダメと言っているのか、その理由をきちんと調べる必要はある。なぜなら日本のメディアはそこを伝えないから)
主権を行使しないことは、国家の奴隷になるのと同じ。
自民党と維新の会のバックボーンとしているのが日本最大の人材派遣会社パソナ会長の竹中平蔵氏。竹中氏は「クビが切れない正社員なんていらない」と言った人物。(正確には解雇はできるが条件・理由は必要←これがなくなれば、完全に会社の都合だけで解雇できてしまうが、それさえもなくそうとしている)
日本は非正規で働く人の割合が37.2%。4割近い人たちが不安定雇用だ。
自民党・維新の会はこの現代版の奴隷制度をさらに拡大していくだろう。
「消費税は19%に」「防衛費(軍事費)はいまの2倍に」…もうこんな話もでてきている。
そんなにみんな国の奴隷になりたいのか…そう思った選挙だった。