以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

ソーランで一つに!9日目

2011年11月20日 | 日記
今週は、ちょっと疲れた。

いつも来ていなかったある女子が、久しぶりに練習をしにきた。

みんなで一生懸命に取り組んでいるのに、彼女は完全にやる気なしオーラ全

快。わざと腰を高くして踊ったり、顔もふてくされていた。

彼女の踊りが嫌な理由はただ一つ。

「きつい」

わたしは、足が痛いなら無理をしないでいいけど一生懸命にやろうって心が大

事なんだよと彼女に伝えた。

踊りに必要なのは、心だよ!心。

だけど、まだ彼女の心はそこまでいってない。

みんなが少しずつ上達する中で、そんなの自分にはできない、もう嫌だと投げ

やりな状態になっている。

「日本の踊りなんて大っっ嫌い!!!」

するどい目で彼女がわたしに向かって吐き捨てたとき、プチーーーーン。

沈黙・・・。言葉が出てこない。

「明日も練習においでよ。少しずつできるようになるからね。」

なんて単純な言葉かけ。

いまのわたしは日本語のようにスペイン語で話せない。

悔しくて泣きそうになる。

心が大事だよっていったって、なにか彼女に響くことを言えているかというと

そうでもない。はぁーー。

来週に、3日連続で算数の研修会をやるための準備も大詰め。

そっちのほうも言いたいことが言えないもどかしさ。

でも、やれないことを嘆いたってしょうがないんだってことには分かってる。

ないものをねだりを捨て、いまの自分の力でひたすら一生懸命にやっていくこ

とだけに専念しようと思う。