以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

学ぼう

2011年11月25日 | 日記
壊れたスペイン語で暴走中です。

怒涛の2日間ワークショップが終わりました。

本当は3日間の予定だったのに、学校に行くと今日はないわよ~と言われ、用

意したのにがっくし。その代わり、ソーランを踊りたい女子が3人が来ていた

ので、誰も居ない広場で秘密の特訓をしました。本日嬉しかったのは、蚊の鳴

くような声しか出なかった、というか恥ずかしくて出せなかった女子が、大き

な声を出せるようになったことです。踊りも前と違って、やる気オーラが出て

います。デジカメの動画で自分たちの踊りを振り返りつつ、特訓の成果が出

て、彼女たちの踊りはとても上達しました。頑張り抜いた彼女たちの心が気持

ちいいです。


さてワークショップのほうは、一日目は高学年の「面積」を行いました。

                
                複合図形についても、既習を生かすことを
                大切に!

参加したいと言ってくれた他の学年の先生たちも何人か来ました。教員養成所

の先生も来てくれました。算数勉強会の先生たちも来てくれました。

先生たちの顔を眺めると、この1年4ヶ月でたくさんの繋がりができたんだ

なぁと感じます。

中でも嬉しかったのは、1年前木の棒でバチバチとものを叩いて子どもたち

を指導していたおじちゃん先生へナロが、自分の学年ではないのにやってきた

ことです。関係ができてきたってことかな。
                
                ヘナロ君、平行四辺形の面積をどう求めた
                のか自分の考えを説明中。

子どもの気持ちになって考えることでどんな手立てが必要か気づくこと、

そして子どもたちが算数のよさを感じる授業を目標にしています。

                 
                3年のスパルタ系おばちゃん先生の姿も。

学ぶ機会を保障するというのは、子どもだけでなく先生も同じだと考えます。

わたしも教えることで学んでいます。

日本の学校で学んだことをボリビアで伝えることは、文化や習慣も違うので

難しさはあります。そしてスペイン語で伝えるという難しさも。

けれどソーランの練習でも感じたように、ちがいはあっても、そこに価値を見

出していくことや本質を見るということは違わないと思います。

このブログのタイトルのように、最後は以心伝心。

心を以って心を伝えることではないでしょうか。

心は「ここ」にあります。

自分の中にじゃなく、自分と相手のあいだにね。

さーて今日はぐっすり眠れそうです。。