以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

違う感覚を楽しみながら・・

2010年08月01日 | 日記
1週間が終わりました、ふぅ~。私の活動先のバレンティンアベシア小学校は、けっこう都会にあります。
ここスクレは憲法上の首都。実際の政治などは、ラパスでやっています。
最初はこの小学校で活動し、市内の小学校にも徐々に行くことになっています。
いまJICAがスクレに新しく小学校を建てているので、完成するのが楽しみです。

小学校は、午後に始まり夕方に終わります。
午前中は違う小学校があっていて、夜は音楽学校になっています。
一つの校舎が休みなくフル回転しています。

この1週間、子ども達を見ていいなと思ったところは、よくあいさつをするところです。
「!Hola!(こんにちは)」と、自分から笑顔で声をかけてくる子がけっこういます。
とても気持ちがよく嬉しいです。
そのあと、「?Como esta?(調子はどう?)」と会話が続きます。素敵なあいさつでしょ?
この簡単なあいさつのおかげで、子ども達との会話が増え、少しずつ顔を覚えてきました。
私を見て、「チニータ!(中国人)」という子もいますが、悪気があるわけではなく、同じ顔に見えるんだと思います。
それに、中国製のものがあふれているので、真っ先に思い浮かぶんでしょうね。
そんな時、「ドラゴンボールを知っているか?ドラゴンボールはハポンだ!けいこもハポンだ!」と言います。ドラゴンボールのスタンプを、水戸黄門の印籠のように見せながら。。
すると、「おおっ、へぇ~。」と驚いた顔をしています。ありがとう、ドラゴンボール。
これから授業に入るたびに、日本の場所を紹介して、「ハポン」を印象づけたいと思います。個人的には、宮崎アニメも普及してほしいんですけど、まだここには来ていないようです。子ども達は、なんとポケモンも知っていました。

さて、学校には毎日30分早めに来て、男子とサッカーをします。私はへたくそですが、
去年サッカークラブを持ったおかげで、サッカーをするのが大好きです。ボリビアも南米なので、サッカーは子ども達に大人気のスポーツ。
運動場はないけれど、敷地内にコンクリートの小さい広場があるので、そこでやっています。
そのほかの遊びでは、めんこが大人気です。日本では、昭和時代に流行っためんこ。子ども達は、床に座ってよく遊んでいます。

「ほらほら授業中にお菓子を食べない!ごみはゴミ箱!」これは、毎日言っている言葉です。
お菓子を食べることは習慣になっているようで、学校内にも駄菓子やがあるのでなかなか難しいけれど、休み時間だけ食べるようメリハリをつけてほしい。校長先生や先生たちもこの考えには賛成です。
1年生のうちから、どうしたらもっと学習しやすくなるかなぁとか、このごみは誰かが片づけてくれてるんだってことを考えさせたら、もっと先生たちは教えやすく、子ども達は過ごしやすいのにと思います。理由をつけて考えさせる、とても大事です。

こんな感じで、日本とは違う感覚を楽しみながら、子ども達がよくなることを、三歩進んで二歩さがりながらやっています。

よきことはかたつむりの速さで進む

笑顔、笑顔。