以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

日本へpart3

2011年03月15日 | 日記
世界中の協力隊員が、facebook上でいま自分達にできることを話し合っている。

日本でも、自分にできることはないかとみんなが模索しているのではないだろうか。

現地の声は、圧倒的に物資の不足である。

仙台に住んでいた隊員が現地の被災者からなにが必要か聞いたところ、

「千羽鶴はいらない。気持ちが落ち着いたらありがたいかもしれないが。

オムツ、生理用品、ホッカイロ、電池、食料、衣料(下着を含む)、薬品が圧倒的に不足している」と。

いま個人でボランティアとして動いたり物資を送ると、混乱してしまうだろう。

日本には、独自のすばらしい企業がたくさんある。

それぞれの企業が、率先して被災地に送ってもらいたい。

それから、お金のこと。

仙台の隊員は、復興に向けて細く長く送ることが大切だと伝えてくれた。

募金についても、自分が納得のいく形で届くところを見つけたほうがいい。


そんな中、希望のニュースもある。

72時間を過ぎても救助された人がいるという。

自衛隊、消防団、警察、医師、海外からの救助隊・・・みんなの手でひとりの命をどうか救ってほしい。


原子力発電所は、どうなっているのだろう。

安全なんて実際、どこにもない。

電気はなくてはならないもの。

でも、原子力。

「爆発は、原因不明」

これまでもたくさんの事故が起こっている。

それでも、想定外だったと言い切れるのだろうか。

日本へpart2

2011年03月14日 | 日記
今日学校に行くと、明らかに子ども達のわたしを見る目が違った。

正門をくぐると、低学年の子は抱きついてきて、わたしを必死に慰めてくれてているようだった。

高学年の子は私の周りに集まって「家族は大丈夫か?」と心配そうに声をかけてくれた。

もちろん、先生たちも。

1時間目に授業をした4年生のクラスでは、映像を見て泣いたとか、日本のために祈っていると言ってくれる子もいた。

みんなが家族のことを心配してくれたように、世界共通で「家族」はかけがえのないものだ。

そして、みんなが日本のことを心配してくれたように、世界共通でひとつの「国」はかけがえのないものだ。

そう考えると、家族同士や国同士で争いあうことが、なんて哀れでなんて醜いことなんだろうと思えてくる。


わたしは、算数の授業を始める前に4年生の子どもたちにこう言った。

「あなたたちは、幸せです。ここで友達と話すことができて、先生たちもいる。そして、勉強することができる。

日本では、地震で亡くなった子どもたちがたくさんいる。だから、あなたたちはがんばって生きてください。」

スペイン語で、必死に伝えた。

このようなことを言うのは初めてだったかもしれない。

子どもたちは真剣に聞いてくれていた。


祈ってるよとたくさんの人が声をかけてくれた。

ボリビアに来て今日ほど、人のやさしさを感じたことはなかった。

世界はひとつ。

みんなの手で、日本を。

日本へ

2011年03月11日 | 日記
悪夢のような光景がCNNのニュースから流れた。

巨大な津波に一瞬にして巻き込まれてしまった人々。

仙台に住んでいた隊員の話では、若林区では路上に多くの人々が横たわっているという。

地獄絵図だ。

ライフラインの途絶えた中、冷え込むビルの上で救助を待つ人々。

どんなに技術が発達しても、どんなに生活が便利になっても、

人間は自然の脅威だけは防げないのだろうか。

9日にも、地震はあったという。それでも、勤勉な日本人はいつものように生活し働いたのだろう。

いつ命に関わる大きな地震が来るかなんて、予想はできなかった。

どうしようもなくもどかしい気持ちを抱えている。

それでも、いまこそ日本人がひとつになって、救助や支援にあたってほしいと心から願っている。

ネットー!

2011年03月01日 | 日記
ネット依存症ということばがあるが、まさにそんな状態。

ネットしたい!ネットしたーい!!

というのも、ここ最近家のネットがつながらず…。アパートの住人で私だけ!が~ん。

デジカメも調子が悪いし、パソコンも調子が悪い。

唯一自分の調子は、大丈夫です。


ボリビアに来て大活躍なのが、アイフォン。

もちろんソフトバンクを解約してきたのですが、アイフォンはネット機能がついています。

だから、WI-FIがあるところで電波をキャッチし、けっこう役に立ってくれています。


あと一週間で、カルナバル(お祭り騒ぎ)。街は相変わらずの、水かけごっこ。

やられたらやりかえせ!のこの時期にしちゃさむ~い水遊び。

ちょっとおませな中高生が、小学生みたいにいきいきしてます。笑

もう2年も大学で働く先輩スクレ隊員は、今年は肩からかける水鉄砲で窓から応戦する

そうな。

それって卑怯やろ!とつっこみましたが。2年も居るとそうなるのかな。

わたしはスクレを出て、サンタクルスから5時間のバジェグランドのカルナバルに参加して

きます。

ネットが復活することを願って…。オハラ!!