人工股関節のち晴れ、時々バセドウ病

applecider's diary (ブログタイトルを変更いたしました!)

私の手元に帰って来た絵

2004年10月28日 | ふと思った事
随分昔に勤めていた会社で、当時、壁に絵でも飾ろうとういうことになった。
んで何故か私が絵を選んでいいということになり、私と上司が絵を買いに行く事になり、渋谷のLoftへ。
思いつきだったから予算もたいしてなくて、50万円くらいする絵を指差した私は思いっきりしかられた。それではとそれほど高価でなくて、素朴で、何となくひかれる絵を一枚選んだ。たしか3万円くらいだったと思う。私になりにとても気に入った絵だったけど、会社に戻ると賛否両論で「何だかなごむねぇ」って言ってくれる人もいれば、「意味分かんない」と言い放つ人もいた。
そのうち私は会社を辞め、その絵のこともずっと忘れていた。
会社を辞めてから約10年がたったある日のこと。
その会社にいる先輩から一本の電話があった。今さらなんだろうと思ったら、「会社が入っているビルが取り壊しになるんで引っ越しをしてるんだけど、絵はおまえのだから取りに来い」と。
そんなわけで、いきなり私の手元に戻って来た絵、今ではうちのテレビの上あたりに飾ってあり、今でも私を和ませてくれる。何故、先輩がこの絵が私のだと言ったのかは不明だけど、会社を辞めた時は退職金も出なかったから遅い退職金をもらったと思えばいいかなと、勝手に解釈している。当時は誰が書いた絵なのかも知らなかったんだけど、せっかくなのでネット調べてみた。どうやら中村ちとせさんという方の絵らしい。いろいろな国へ旅して絵を描いている。
いつかまた中村ちとせさんの絵を買いたいなと思った。
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