猫好きの私が初めて自分で飼ったのが「サン」という雑種犬で。
言い訳をするわけではないけれど、昭和世代の、ごく普通一般家庭で育った私の「犬の飼い方」は外に繋いで、ご飯と言えばヒトの残飯を鍋に突っ込んでグツグツ煮たもの?という感じでした。
「サン」の名前の由来も、単に彼女が3本足だったから。
どんな経緯か知らないけれど、後ろ足の1本がブラブラした状態(しかも妊娠していた)で動物病院の前に箱詰めで捨てられていて、とりあえず切断手術と堕胎を含む避妊手術をしたものの行き先が無いので結局保健所行き?というので引き取ってからロクでもない飼い方をして10年くらい?
その頃は家の中でニコルとトロロという2匹の猫が大事大事に飼われていて外に繋がれっぱなしのサンは、寂しい思いをしていたに違いない。
命日くらいは、絶対忘れられないように日を選んで逝ってやる、と思ったのか5月24日生まれの私と5月26日生まれの娘の真ん中、5月25日に旅立った。
もちろん、命日を忘れたことはない。
それから5年後、病気で外出がままならなくなった母の慰みになればと娘の友達の家で産まれたばかりの子犬を譲ってもらった。
お父さんがチワワ、お母さんがダックスというその子犬は、3本しか足が無かったサンが頑張って4本足になりました、みたいな感じの短足で、ほんのしばらくの間だったけれど母と過ごしてくれました。
今でも不思議なのは母が遺体となって家に戻ってきて「くちお」と名付けられたその犬を母の顔に近づけた時のこと。
クンクンと母の顔の匂いを嗅いでペロペロと口元を舐めたあと、母が笑顔になったのを見ていたのは私と娘と姉で、3人で顔を見合わせて泣いたものです。
それから14年、私が引き取ったくちおは、室内ではあったもののどうしても猫たちの2の次の扱いで不服だったのでしょうか、なんと2月22日、猫の日に旅立ったのでした。
だけどね、くちお。
仕事柄、私も娘も「猫の日」は忙しいのよ。
いつも過ぎてから「あ! くちおの命日やった~!」という感じ。
だからね、もう一度生まれ変わっておいで。
次は猫に産まれてくる方がいいと思うけど。
次は猫に産まれてくる方がいいと思うけど。
そういえばえびすはなんだか足が短いな。
日向で見ると黒猫のくせにあちこち茶色いし。。。ん???
綺麗なお花、ありがとうございました。
ますこの足。
えびすの足。
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