ちょっと前に「たまあられ」を買い付けに岩出市にある高砂アラレさんへ行ったんだけど、色々な種類のアラレを店頭販売もされていて幾つか購入。
その中の「海老マヨネーズ」がすごく美味しくて、これうちでも売りたいな~と思って。
でもうちで売るからにはパッケージが猫じゃないとなって思って色々考えているのだけれど。
最初は張り切って猫柄、もしくは猫型の缶でも作ろうかと思ったんだけどリピートしてもらうのに缶ばっかりたまっても仕方ないよねって、ボツ。
パッケージに懲りすぎて販売価格が高くなっても売れないし、どうしたもんかなぁと。
とりあえず、袋に入れてかわいい帯でも巻くかな、と思って帯に使う紙を買うことに。
私が店を始めた頃は、今みたいに簡単にパソコンでオーダーできるシステムもなく、スタンプカード作るのにも紙屋さんで紙買って、切ってもらってプリントゴッコ(!!)で作っていたのだけれど…
その紙屋さんももう潰れていて、5年くらい前に肉球ニャドレーヌの箱に巻く紙を買いに行ったお店もももう閉店していて。
どうしたもんかなーと思ってグーグル検索したら近くで数件ヒット。
電話して、小売りもやってる?って聞いたら出てくれたおばあちゃんらしい声の人が「やってるで~」って言ってくれたので早速行ってみた。
行って、事務所に入ってびっくり。
社長さんと事務員さん2人、3人とも80歳前後。
事務所だけどパソコンなくて「座っても値段変わらんからまぁ座り~」と勧めらて座ったテーブルには龍角散やら何本あるねんっ!とつっこみたくなるような数の孫の手。。。
肝心の紙はというと、ショールームみたいに並べられた現物は無く山ほどある見本帳から和紙っぽいいうたら、これかなぁとかって見せてもらう感じ。
ここまで本格的なのじゃなくてちょっと立て筋のはいったような…というと事務のばあちゃん1号が「それやったら倉庫にええのん残ってるわ!!」と。
倉庫から、それを探し出してもらうのに待つこと20分くらい。
そら、もう漫才かっていうくらいのノリツッコミのおばあちゃんたちの話に涙しながら、社長が冷蔵庫から出してくれたチオビタC飲みながら…
やっと出てきた紙はまぁ思っていたのに近かったけど、プリンターで印字できるか不安だったので3枚だけ分けてもらう。
幾ら?と聞くと値段も調べないとわからんって調べてもらったけど古いから1枚の値段でいいわって100円。
払おうと思ったら先日神社で小銭全部、賽銭箱に放り込んだので財布には1万円札のみ。。。
神社で全部…って言ったら「神社ではな、115円入れるだけでええんやで」っておばあちゃん。
なんで?って聞いたら「い、い、ご縁、やがなー」って。
あー、そうなんや、115円ね。これからそうするわぁ。
うちの親も生きていたらこれくらいおもろかったやろなぁと、ほんま楽しい一時でした。
さてさて、いいご縁で手にした紙を使って頑張るわ~って、私はイラストレーターでもコピーライターでもないねんけど、な。
オマケ
意外と思って寒がりかも知れへんえびす
足だけでてるますこ
ひょっこりはんのぐりこ。