人に限らず
生きとし生けるもの全て、生まれた瞬間から死に向かって生きすすむとはわかっているのだけれど。
心配していた猫さんが息を引き取ったとメールが届く。
少し苦しんだけど、最期はロウソクの灯火が消えるように、静かにと。
耳のところに出来た小さな腫瘍が日に日に大きくなり
ちょっとした刺激で血が噴出するので試行錯誤の末、
人間用の生理ナプキンを患部にあてて一日に何度も取り替えるとか
それでもヘタすれば交換時に癒着した部分が剥がれて血まみれになるのだとか
気が遠くなりそうな話を聞いては、うちの猫がそうなったらどうしようと想像を膨らませていた。
小さな命を引き受けたその日から
どんなことがあっても最期まで面倒を見るのは当たり前。
穏やかな死も、そうでない死も全部ひっくるめて。
健やかなる時も病める時も寄り添うことを改めて、誓います
今、そばで穏やかな寝息を立てている、このあたたかな生きものに感謝しつつ。
もえちゃんもママさんも、お疲れさま。
ほんとうに、良く頑張りました。
ご冥福をお祈り申し上げます。