ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

セフレから本命へ(2)

2006-06-26 18:02:01 | Weblog
~前からの続きです~

セフレ関係にある時の妻は本当に健気で、大体オレはいつも急に「今日ヤリ
てえ」ってなるんで当日「今日会おう」って誘うんだけど、一回も断らなか
った。
今思うと、なんて身勝手な誘い方してんだって感じだけど。

なんか用事があったり、体調が悪かったりってことも絶対あったろうに。
でもほんとうに、3年間のセフレ期間中一回も断られなかった。
それと、どんなにカラダを通じて親密になっても「今の彼女とはどうな
ってるの?」とか「私はあんたの何なの?」とか「付き合って」とか言う
類のことは一切言ってこなかった。
ただただ、いっつも朗らかで愛想よくて、グチとか聞いたことなかったし、
オレにやさしくて、求めればいつでも美巨乳をさしだしてエッチさせてく
れた。
まさに絵に画いたような「都合のいい女」だった。

その頃のオレは、仕事も結構ノッてきて忙しくなってきて、嫌なこともあっ
たり働きすぎて疲れちゃってたりってことがあった時、会って一番ホッと
するのが彼女になってた。
本命彼女とは、うまくいってないワケじゃないけど、同じような安らぎを
与えてくれるんだけどイマイチ物足りなかった。
何が物足りないかって、それは突き詰めればやっぱりセックスが満足でき
ないってことが大きかっただろうし、あとは精神面でもたまに「重いな」
って思っちゃうような、オレを悩ますこと言ってきたりってのがあったから
だと思う。

一方で、この二人はさておき相変わらずオレは他の娘にも手を出したりし
てた。
若かったし、まわりの友達もナンパ師ばっかだったから余計に影響されて、
とにかくナンパとかしまくってた。
女の人とたくさん経験することが男にとっての名誉、みたいに。

それでそうやってイロイロやってる中で、前にこのブログにも書いたけど、
ポッと出てきた若い娘と「付き合いたい」って思っちゃって・・・。
血迷ってるとしか思えないんだけど、長く付き合った彼女にあっさり別れを
告げ、そのポッと出ちゃんと付き合いはじめた。

今の妻とは、オレは「まあ、変わらずセフレでいてくれるといいなあ」ぐらい
に思ってた。
妻の方はオレがまさか長く付き合った彼女と別れて別の良くわかんない娘と
付き合ってるなんてツユ知らず、新鮮な娘と付き合いはじめてちょっと連絡
をくれなくなったオレに対して、ときどきメールをくれていた。

が、一ヶ月くらい連絡しなかったらメールがきて、「今までありがとうござい
ます。もうキッパリ諦めます」みたいなことだった。

ほんとーに、バカだった。
「本命彼女」か「今の妻か」って、当時はこの二者択一しかあり得なかった
ハズじゃねえの?
なんでワケのわかんねえポッと出ちゃんなわけ?
「でもそれがオレの出した答えなんだから、しょうがねえじゃん」ってのが
当時の言い分だった。
だから、妻にはほんとうに悲しい思いさせちゃって悪いなって思って、もう
二度と会えなくなるのはさみしいなーと思いつつ、来たメールの3倍くらい
のロングメールを送った。今まで本当にありがとうって。ま、これも本心だ
ったし。

そのポッと出ちゃんと付き合うに当たり、セックスレスな本命彼女に別れ話
をし、「なんで?X100」の嵐プラス号泣され。
そんであげくの果てにはポッと出にフラれ。
(ポッと出ちゃんとのことは、4月19日の記事「元カノ」に詳しく書いてます。
良かったら見て下さい)

超ドアホノーテンキ行き当たりバッタリなオレは、そこまできてやっと、遅れ
ばせながら「自分の本当の理想の女性」とは誰かってコトに気付いた。

わがまま自分勝手なポット出ちゃんと別れて一人になったとき、まっさきに妻
に友達呼んでもらってオレの彼女募集の友達と2:2で合コンした時のことを
思い出した。

妻の友達の娘がかなり酔っ払っちゃって、オレのことを「会社にいるホモの人
に似てる~」なんて言い出して、「ホモホモ」言ってからかい出した。
オレもホロ酔いだったし、「うっせーなー」とか言ってふざけてたんだけど
妻は泣きそうな顔してオレのこと見て「友達酔っ払っちゃってごめんね」とか
言って心配してくれた。
ハッキシ言って「はあ?」ってぐらいのことだったんだけど、そんなにもオレの
こと思ってくれてんだってことにすごく感動したから、ずーーっと忘れられな
くて、孤独の身になったときにフッと思い出しちゃったんだと思う。

・・・・彼女、今何してるんだろう。

オレは、すっごくバカなことしてんのはわかってたんだけど、恥知らずにも妻
に連絡を取った。
「あいつなら、今更連絡しても「何よ、知らないわよ」とは言わないはずだ」
って、正直言うとハナっから「甘え心」満天でメールした。

案の定と言うのか、彼女は「今まで何やってたのよ」とか「ふざけんな」とか
言わずに黙って「元気そうで何よりです」って言ってくれた。

4ヶ月ぶりくらいに会った彼女はとってもやせていた。
「どうしたの?」って聞いたら「うん、イロイロあったの」ってはじめてちょっ
と「あなたが原因よ」みたいに匂わせたからすごく反省した。
夜食事したあとに、恥知らずにも「ちゃんと、大事にするから付き合って」って
言ったら本当にビックリしたみたいで「あたし、彼女と結婚するからって言う
ために呼び出されたのかと思った・・・。」だって。
普通その発想に行くかい?

本当に、妻はただただこんなアホなオレのこと好きでいてくれて、ただジッと
待っててくれて、オレが独り相撲をとってバタバタ動きまわって最終的に、結局
は妻のトコに帰ってきちゃって・・・。
まるで引力で引き寄せられたみたいだった。
もしかすると、出会ったときからずーーーーっと計算された世界で踊らされてた
だけだったりして、なんて今でも時々思う。

まあ、そんなこと緻密に計算ずくでできる人間なんていないだろうから、冷静
に分析してみると、彼女はいっつもニコニコ笑顔だった。
決して人を妬まず、人を愛し、信じ、許し。
(って結婚式の神父さんみたい。笑)

そう言う風だったから、それが報われて彼女の望み(願望)がかなったんじゃ
ないだろうか。

この場合の願望は、一応オレと結ばれることってコトにして・・。
彼女が上記のような精神だったから、なかなか本気になってくれないオレに対
してもおおらかに接していられたのかも。
(内心どうだったかは別として、オレ本人の前ではおおらかに振舞ってた)

彼女は生まれつきそう言うイイ性格にできてたから、これまでの人生も決して
派手じゃないけどうまくいってたんだと思って、じゃあオレもこう言うツキの
ある人と結婚すれば仕事とか家庭とか全てうまく行くんじゃないか?って、正直
そこまで考えた。

もちろん、「ツキにあやかろう」なんて言うバカげた理由がメインで結婚まで
行ったワケじゃないけど。
ただ、そう考えずにはいられないくらい、彼女の人間としてのデキてるところ
にはただただ脱帽で、これは今になってもずっと変わらず、ずーーーっと尊敬
の念を抱き続けている。

そんな過程を経て、彼女は結果的にただのセフレから揺らぐことのない本命に
なった。

付き合いはじめたら、もう「結婚」は当然意識してたからなるべくして二人は
めでたく夫婦になったワケだけど、結婚したらしたでそれはまたいろんな問題が
あったんだけど・・・。

今すっごく幸せだけど、ただ恋愛するのと、結婚して生活してくのは別なんだ
ってことを学んだ結果今に至ってるワケで・・・。
そのことはまた今度書きたいと思います。