ブログをご覧いただきありがとうございます。
はじめに、今回のブログの中で「多様性」についてふれる部分があります。
ブログを読んで不快な気持ちになったり、理解できないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私も夫も子ども達も…決して人を差別するような事はしません。命あるもの全てが「多様性」の中で生きていると思っています。
これは私たちが実際に体験したこと、その時感じたことをブログに書きました。
何卒ご了承ください。
ある日。
学習教室から帰ってきた息子が私に言いました。
「学習教室でお喋りをしたり、先生が注意しているのにヒソヒソ友だちとしゃべり続ける子がいるんだよ。」
学校も学年も違う子ども達が集まれば…そんなこともあるかもしれません。
“寺子屋”みたいな雰囲気のある教室です。私はそんな雰囲気が逆に好きだなぁ~と思い子ども達を通わせていました。
ところが、常にアンテナをピリピリと張り巡らせている息子にとっては居心地が悪いと感じるようになったのかもしれません。
「そうなんだ。お喋りを辞めない子とはいつも時間がかぶるの?何年生?」
「うん。まぁまぁかぶるよ。何年生かはわかんない。外国の子だから。」
学習教室には外国のお子さんも結構通われています。
以前先生と個人面談をしたときに「外国のお母さんと個人面談をするんだけど、言葉がなかなか伝わらないから親子で個人面談に来てもらって子どもに通訳してもらうの」と仰っていた時がありました。
先生も大変だなぁ~と思いながら、ふと息子の幼稚園時代を思い出しました。
公立の幼稚園(2年保育)に通っていた我が家の子ども達。
幼稚園には外国のお子さんも何人か通っていました。
4月の入園式から一緒だったお子さんももちろんいます。
しかし、息子が幼稚園に通っていた時は年長組の夏休み明けや冬休み明けに入園してくるお子さんが何人かいました。
理由は“幼稚園=公立の小学校に入学するためのプレスクール”と思って入園するそうです。(実際に外国のお母さんから聞きました)
公立の幼稚園に入るまではインターナショナルスクール等に通っていたんだけど、小学校は日本の公立小学校に通わせたい。でも日本語が話せなかったり、日本の学校生活に必要なルールがわからないから公立の幼稚園に通わせるそうです。
公立の教育機関なので様々な事情を抱えた家庭の子どもを受け入れます。我が家の息子も“問題行動”で先生方を困らせました
言葉の通じない幼児に上履きの履き方、お弁当を食べるときの支度の仕方、自由時間が終わった後の道具の片付け方…担任の先生、補助の先生、時には園長先生総出で一人一人に対応していました。
お母さんにも様々な説明をします。幼稚園で使う道具の説明、登降園の時のルール、お弁当の中に入れていいものダメなものの説明などなど…特にお弁当の説明は大変だったと聞きました。冬は暖飯器でお弁当を温めたりするからです。
私たち保護者も身振り手振りとGoogle翻訳
を使って「PTA」の説明をしました。当時幼稚園の「PTA」は任意加入ではなく、入園と同時に自動的に加入することになっていました。特に「卒対」の説明が本当に大変でした
講演会の出席や幼稚園行事のお手伝いなどは「免除」になっても仕方ないよね…と暗黙のルール?みたいなものが出来ます。定員割れの幼稚園。「“しわ寄せ”はなかった」と言ったら嘘になります
当時、息子のクラスは個性派ぞろいの多様性で溢れていてさらにお母さん達の関係もギクシャク
しこりとわだかまりが残ったまま卒園しました。(詳しくはブログの「幼稚園ママ」シリーズをご覧ください
)
外国の親子がうんぬんかんぬんではなく(ここは強調します!)残念ながらたまたまその年が「幼稚園・子ども・保護者」の関係がうまく回らなかった年だったんだな…仕方ないよな…と思っています。
話は学習教室に戻ります。
学習教室では先生が座っている机の横で低学年の子や日本語でコミュニケーションがとりにくい外国のお子さんが座ってマンツーマンで指導を受けているそうです。
他の子は先生と別の机に座って学習終わったプリントを先生に提出
先生が丸付け
間違いがあったらお直し
お直ししても間違う(わからない問題)は先生に質問できるそうですが、最近はその質問もなかなかできないという息子。
「なんで?」と尋ねると「先生が自分で考えなさいって…」
「“考えてもわかりませんでした”って言えばいいんじゃない?」
「先生忙しいから…外国の子に(勉強を)教えてるから…」
うーーーーーーーーん…
私の中にもモヤっとしたものが芽生えてしましました。
公立の幼稚園や学校ならまだしも…
月謝を払ってる学習教室がそれでいいのか…
うちの子を特別待遇してほしいわけじゃない。
先生が仰る通り「自分で考える」力も必要です。
でもでもでもーーーーー!!
「今日も僕の隣で外国の子が(僕には)わからない言葉でヒソヒソ喋ってたんだ」
席と席の間には飛沫予防のついたてがありますが、隣の子との距離は20~30センチ程度しか離れていません。
アンテナピリピリ男の息子には集中できない環境なのかもしれません。
娘は学習教室に順調に通っていて、習い事に対しても前向きに取り組んでいます。明確な「目標」があるようです。
一方息子は…ADHDではありますが、勉強は苦手ではない様子(計算ドリル事件がありましたが)
「アンテナピリピリ男」は「好奇心モリモリ男」でもあります。
“この子に合った学習環境を整えてあげたい”
私の中で漠然と「学習教室以外で学べる所ってあるのかな…」と意識するようになりました。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
我が家はよく秋葉原に行きます。コロナ前、いつものように「肉の万世」で食事をして、電気街をブラブラして、昌平小学校の隣の公園で子ども達を遊ばせていました。
外国人観光客の方も公園内で休憩をしてて、外国のお子さんも数人いました。名前も知らない・言葉も通じない中、我が家子ども達と外国の子ども達が仲良く遊ぶ姿に“一期一会”の出会いって素敵だな…と思いました。
子ども達はこれからたくさんの“出会い”を経験します。
ADHDの息子も「多様性」の中の一人。
ステップアップ中の息子に何をしてあげられるのか…
息子と相性のいい“学び舎”が見つかるといいな。