ADHD(不注意と衝動性の混合型)の特性を持つ我が家の息子。
幼稚園の年長さんからお世話になっている学習教室の雰囲気が合わなくなってきたため、今年の春休みに個別指導型の塾を数件見学に歩きました。
塾に通うのも、そこで勉強するのも息子です。
ありがたいことに息子の特性を受け入れ、体験授業で“学ぶ楽しさ”に気づかせてくれた塾と出会うことができました
無事に入塾手続きも終わり、いよいよ来月から通い始めます
その前に息子の“性格診断”?“適性検査”?的なテストをしたいとのこと。
入塾手続きをした日、塾長さん「入塾まであまり日にちがないので、○日か○日はどうですか?」
私「○日はどう?」
息子「(小声で)その日は塾長さんいる?」
本人が選んだ塾ですが、その日を入れてまだ3回しか来たことがない場所です。初めての場所に馴染むまで他の人より時間がかかる息子にとって、毎回顔を合わせてくれる“塾長さん”の存在が心強く感じるのでしょう。
私「塾長さんがいらっしゃる時にテストは出来ますか?」
「そうしましたら今度の土曜日の17時~いかがですか?」と塾長さん。
土曜日は息子が外遊びに出かける日です。
4月から17時まで遊べるようになったので喜んでいました。
「外遊びを30分早く切り上げなきゃいけないけど大丈夫?」と息子に尋ねると、「大丈夫」と答えました。
「それでは土曜日の17時にお待ちしています」
そして昨日。
朝起きて、午前中のうちに宿題を済ませた息子。
「今日は4時30分までに帰ってこなくちゃいけないから」と、キッズケータイのアラームの設定をしていました。
ところが…
すこーしずつ予定が狂い始めます
本当なら13時~外遊びに行きたかった息子。
しかし、この日のお昼ごはんは夫が“マックを食べよう”と提案。貯めてたポイント?が無効になるから…と言っていました。
そして、土曜日の午前中は娘が学習教室に行く日です。週5で通う習い事との兼ね合いもあり、土曜日は少し長く勉強をしてきます。12時半近くに帰ってきます。
12時半に帰ってくる娘と
土曜日(しかも絶好のお天気日和)お昼時のマック…
ど~~~考えても、息子は13時に外遊びに行けません
多少のタイムロスは息子も想定内だったかもしれませんが、昨日は予想をはるかに越えました
マックが激混みで、道路まで長蛇の列だったそうです
さらにUber Eatsの注文待ちの人たちも数えきれないほど待機していて、店先はまさに“カオス”だったと…
「店長さんらしき人が注文の受付を一時的に中止してたよ」
「待ちくたびれた人が大声でキャンセル(返金)してた」
あらまぁそれは本当に“カオス”だわ。
そんなこんなで、夫がマックをテイクアウト出来たのが14時すぎでした。
さらにこの日、私は14時30分から予定が入っていました
急いでチキンタツタを食べて…まずは私が出発。
その次に息子が外遊びに出発。
暫くして、食べ終わった夫が息子のキッズケータイを発見。せっかくアラーム設定をしたのに~~~
夫が「あいつケータイ忘れてるじゃん!」と、いつも行く公園までケータイを届けに行ったけど見当たらない…
1時間後、トレーニングに出た娘が息子を探してみたけど見つからず…
そして私が帰宅。夫と娘から状況を聞いて“うわぁ~時間に気付いてくれるといいなぁ
”と望みをかけました…
16時15分、息子のキッズケータイのアラームがリビングで虚しく鳴りました。
16時30分、帰ってくる気配なし。
私はため息交じりで自転車を漕ぎながら町内の公園を探し回りましたが息子の姿が見当たりません。
16時45分、悔しさと申し訳ない気持ちがぐちゃぐちゃな状態で塾にお詫びの電話を入れました。
息子は今日17時に塾に行くことを分かっていたんです。
塾に行くために外遊びを30分切り上げると自分で決めたんです。
自らアラームを設定したんです。
なのに、予定が少しずつズレてしまって…
せっかくアラーム設定をしたキッズケータイを忘れてしまった…
頑張ったのになぁ
努力したのになぁ
気を付けようと行動したのになぁ
キッズケータイを忘れたことに気づいてほしかった
公園に時計があることに気づいてほしかった
悔しーーーい(≧口≦)ノクソー!!
ブログをご覧いただきありがとうございます。
塾にお詫びの電話をいれた後、もう一度町内の公園を見探して回りました。
やはりどの公園にも姿が見えず、あきらめて自宅に戻ろうとした時、友だちと歩く息子の後ろ姿を発見しました。
赤い半袖のTシャツの裾から白い下着のシャツがベロンと飛び出していて、正直“あ~ぁ。何やってんだよ”と、親として最低な気持ちで息子の後ろ姿を見つめてしまいました。
「結果ではなく、努力した過程をほめてください」
どこの相談窓口に行ってもそう言われました。
息子が自分で考え、自分で行動をした努力はすごいと思います。良く気づいたね!と誉めたいです。アラームを設定している息子に「お~!えらいじゃん!」と声をかけました。気づけたことが本当に嬉しかった。
だけど、だけど、悔しいんだよ!!
“めでたしめでたし”で終わらせてあげたかったんだよ!!