「素行症」、「行為障害」と言う名の疾患(障害)があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
行為障害はADHDの二次障害にあたるそうです。
主な行動は4つ
人や動物に対する攻撃性
しばしば人と喧嘩したり、脅迫したり、威嚇したり、動物に対して残虐な仕打ちをする。
所有物の破壊
他人の所有物の破壊
放火など嘘をつくことや窃盗
繰り返し嘘をついたり、盗みを行なう
重大な規則違反
学校のズル休みや、家出など
我が家の息子は医師からはっきりと「この子は素行症です。」と診断を受けていません。
息子が家を出ていく少し前、発達障害外来の受診がありました。
受診の数か月前から言って聞かせるなんて生易しいことを言ってられないような問題行動を数回起こしていました。
そのことを主治医の先生に話すと、先生は「今後も続くようなら…」と言いながらメモ紙に「素行症」という文字を書いて私に渡してくれました。
家に帰って「素行症」を調べました。もう成す術がないのかと正直絶望しました。
「素行症」という言葉を知る前から、そうなって欲しくなくて向き合ってきたのに。
24時間常に問題行動を起こしているわけではありません。
しかし息子のやらかす部分だけが目立つようになってきました。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
我が家の息子が「素行症」のどの部分に当てはまるのかについては…すみません。控えさせてください。
息子がまだ小さかったころ、祖父の新盆供養がありました。
真夏の…炎天下の陽射しがお寺の屋根をジリジリと焼き、扇風機のみのお堂の中は蒸し風呂状態でした。
合同供養なので他の檀家さんも一緒です。
大人でも悲鳴を上げそうな環境のなか、すし詰め状態のお堂の中で息子はじっと正座をしてお経を聴いていました。
供養の前にお坊さんから「(お堂の中が暑いので)小さいお子さんやご年配の方は別室で待っていてもいいですよ。」と仰ってくださいました。私も子どもたちに「涼しいところで待ってる?」と聞きましたが子どもたちは「おじいちゃんのためにお経を聴く」といいました。
首筋にじわじわと汗をかきながら背筋を伸ばして正座をする息子の後ろ姿を見て、少し頼もしさを感じました。
あれから数年経ち、息子はいま私たちとは一緒に暮らしていません。
天国のおじいちゃん…どう思っているかな…。