朝がまた来る

旧ブログ名「母のようになりたくないのに」です。
毒親、ママ友、育児、病気のこと…40代パート主婦が呟いています。

“ウン”泥の差

2021-12-09 21:28:11 | 日記

私は接客を伴う仕事をしています。

本日対照的なお客様を見ました。

1人はとても高圧的な態度で私たち店員にお話しする方でした。

欲しかった商品がなかったのか、「おい!〇〇がねぇぞ。新しいやつだせよ。」

その商品の担当さんが「少々お待ちください。ただいま探してまいりますので」と探しにいきました。

「なんだよ。ちゃんと出しとけよ。」他の人にも聞こえる声で文句を言っています。

少しでも早く解決してほしいと思い、私を含め他の店員も商品探しのお手伝いをしました。

ところが、その商品は少し前に売り切ってしまいもう入ってこない商品だとわかりました。

担当さんがお客様にお詫びと説明をしています。

するとそのお客様は「じゃぁ他のやつ持って来いよ!!」と再び大きな声を出しました。

担当さんは類似商品をいくつか用意して、「こちらの商品はいかがでしょう?」と説明しました。

「(商品を指さしながら)2個!!」とつっけんどんに命令するお客様。

担当さんが再び売り場に取りに行っている間、私の近くにやってきて棚の商品を手に取ります。「なんだよ。〇〇じゃねぇのかよ。」と手に取った商品を元の場所には戻さず、私に手渡してきました。

会計を済ませ帰られたお客様。

担当さんは「ふぅ…」と大きなため息をついています。

すると近くにいた同僚のパートさんが「大変だったわねあんな態度でこなくてもいいのに…罰が当たるわよ」と小さな声で担当さんを励ましていました。

わたしも「帰り道、鳥の糞が頭に落ちてくるかもしれませんね」と加勢しちゃいました

気を取り直して仕事をしていると電話がかかってきました。

「今朝〇〇を買ったんだけどね。レジが通ってなかったんだよ。今からお金を支払いに行くから。」

なんと正直者さんなのでしょう

「1つしか買ってないのにレシートが2つになってた!」とか「割引されてなかった!」などの返金対応の電話はたまーーーにあります

しかし今回は初めてのケースでした。まさかの「お金を支払いに行くから」。

私はレジ担当さんと、店長に電話の内容を話し、レジ付近で仕事をしている方たちにも「これから正直者さんがご来店されます。」とお触れを回しました(笑)

数十分後、正直者さんがいらっしゃいました。

「いやぁ~、良心が痛んじゃってさぁ~」と笑いながらきっちりお支払いをされるお客様。

レジ担当さんは丁寧にお詫びと感謝の言葉を伝えていました

正直者さんが帰られたあと、高圧的な態度のお客様に「罰が当たるわよ」と話していたパートさんが「正直者さんはきっといいことがあるわね」と話していました。すると他のパートさんが「宝くじを買ったら当たるかも」と。

私も“鳥の“ウン”と宝くじが当たる“ウン”。対照的だなぁ~”と思いました。

いま働いている職場はとても働きやすい職場です。

仕事中はあまりペチャクチャお喋りしてはいけませんが、たまーに小さな声でたわいもない話をして楽しく働いています

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます!

とても対照的だった2人のお客様。お二人とも60代くらいの男性でした。

「年を取ってからの立ち振舞いは人生の成績表」という言葉を戒めなきゃな…と感じた日でした。


私は教育者じゃない。

2021-12-09 01:02:14 | 子育てのこと

娘の担任の先生とお話をする機会がありました。

先生「〇〇さん、算数の宿題の提出が遅れています。」

初耳でした家ではそんな素振りも見せていませんでした。

算数が苦手な娘。

でも、まったくできないわけでもなさそうです。時々持って帰ってくるテストでもそこそこの点数を取ってきますし、学習教室の宿題のお直しもそんなに多くなかったと思います。

ただ、家で算数の宿題をしている時は明らかにドヨーンとした雰囲気を漂わせて取り組んでいます

背中から「算数嫌いだ!嫌だ!」とオーラがでちゃってました。

担任の先生も「全くできない(理解していない)わけでもないのに、“算数苦手”なフィルターを通して取り掛かるから余計時間がかかっているのかもしれませんね…」と仰っていました。

息子はADHDということもあり、宿題に関しても介入していますが、

思春期突入の娘です。「わからないことがあったら聞いてね」「あなたが今習っている所はママでもギリ教えてあげられるところだからね」程度の声掛けしかしていませんでした。

それ以上介入して「うるさいな」とか、また自暴自棄になってお金の使い方でしくじったら困るな…とか。

私の悪い癖「石橋を叩きすぎてしまう」が頭の中でチラチラしていました。

宿題について必要最低限の声掛けをしていること、あまり介入しすぎて思春期突入の娘とギクシャクしたくないことを先生に話しました。

また、お小遣いの使い方で注意した時、「もう娘を𠮟りつけている声が外に漏れて、児童相談所に通報されても構わない!」と思ったことも話しました。

それを聞いた先生は「お金の使い方のことで叱ったのですか?」と。

「もちろんそれもありますが、私は娘が“自分で自分をダメにして、人に隙を見せてしまった”ことに対してきつく注意しました。同じクラスの同い年の子だからって、みんながみんなあなたに優しくないんだよ。自分で自分を一番大切にしなかったから(クラスの子にお金をたかられる)よくない結果を招いたんだよ。と注意しました。」

あ、言い過ぎたかな!?と感じたので

「でも先生。私はあの一件で“あぁ…この子もキチンと親を裏切ってくれるんだんな”と思いました。うまく言えませんが、“大切に育ててるけど、この子も一人の人間なんだな。親の思いとは反対のことをしてくれちゃうんだな”と良くも悪くも思いました。うまい表現方法が思いつかなくてすみません

すると先生が「お母さん、もう教育者ですね。」と仰いました。

んんんんんんん…?

なんだろう…あまり嬉しくない…

教育のプロの先生にそれを言われてもちっとも嬉しくない。なんかモヤモヤする。

あの手この手。試行錯誤。うまい見守り方、寄り添い方、これ以上は介入しちゃいけないという引き際。

本物の教育者のように専門的な勉強もしていないし、自分が子供だった頃の経験は何の役にも立たない。むしろ「子どもの自由にさせてあげたいけど、自由と我がままの境界線ってどこ!?」と悩んでばかりの毎日です。

子育てに対してまったくもって自信がない。

モヤモヤしたまま家に帰ると、娘がシュン…とした顔で私の顔を見ました。(娘は私が学校に行くことを知っています)

私が学校に行くのを嫌がっていた娘。理由がわかりました。

算数の宿題を広げていたので「はい。自分の口から説明してごらん。」と娘に聞きました。

「算数の宿題がたまっています…」と白状する娘。

計算ノートを見ると、途中まで計算しているのに最後の最後、ちょっとした凡ミスで躓いてる形跡が多々ありました。

問題がわからない、理解できないのではなく、「苦手!嫌い!」フィルターをかけて問題を解くから最後の最後で躓く、諦めちゃう…そんな風に思いました。

たまたまその日は夫も家にいたので、夫に先生との会話を話し、娘の算数の件も言いました。「まったく理解していないわけじゃないみたい。やさ~~~しく、ていねいに、モチベーションが下がらないように教えてあげて」とお願いしました。(夫の方が私よりもだんぜん勉強が出来るので)

夫と娘の勉強会が始まります。ちょっとややこしい計算になるとベソをかきだす娘。根気よく教える夫。机にたまるケシカスとティッシュの山。

赤でバツをつけられた問題を解きなおして、あっていたら青丸。間違っていたらまた解きなおし。「失敗したらやり直せばいいんだよ」といってもまたベソをかく娘。

私は夫が持っている青のボールペンが細すぎるのが気になったので、「3回目で問題が解けたらこれで丸してあげて。なるべくおっきな丸で!」と、娘が好きな紫色のクーピーを渡しました。

3回目でようやく問題が解けた娘に「できたじゃーん」といって大きな紫色の丸をつけてあげると、“えへへ”と少しはにかむ娘。

その笑顔にママとパパは救われるんだよ

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます!

先生から言われた「もう教育者ですね」の真意がいまだによくわかりません。

素直に喜べないんだよなぁ…

「このお母さん…なにをそんなに偉そうに(プッ)」って意味だったのかな…とか考えちゃいます

宿題が終わったあと、娘が「〇〇(算数のこと)なんて大人になったら使わないじゃん家庭かと図工だけあればいいのに!」とブー垂れていました。

確かにね。使わないけどさ。でも、あなたが大人になって…そうだなぁ~…例えば幼稚園の先生になるとするじゃん?その時「私、工作を教えるのは好きだけど、歌を教えるのが苦手なので他の先生におねがいします~」なんて都合のいいことは出来ないんだよ。幼稚園の先生を目指す人は、工作も歌も、ピアノも頑張って勉強しなくちゃいけないんだよ。バスの運転手さんだってバスを運転しているだけじゃないでしょ?好きな事だけできるお仕事ってないんだよね。苦手な事とどう向き合うか…その練習をしにいくのが学校なんだって嵐の櫻井くんがいってたよ。

ふぅ。私も石田さんちの肝っ玉お母さんみたいになれる日がくるかな


からだポカポカ

2021-12-06 22:44:23 | 日記

普段はものすごい寝相で寝ている子ども達も猫のように丸まって寝るようになりました。

冬の訪れを感じます

ここ最近、娘の習い事が終わる時間が遅くなりました。夕飯も9時過ぎに食べます。

習い事で体を動かして帰ってくるとはいえ、この寒さで体を冷やして欲しくないな…

体力が消耗しているから栄養たっぷりのご飯を作ってあげたいな…

だけど、食べる時間が遅いから胃に負担の少ないものを…

12月に突入し「温活」を意識するようになりました。

昨晩「鉄腕ダッシュ」を見ていたら、毎年恒例の稲刈りの回でした。

おなじみの村の皆さんと一緒に稲刈りをして、窯でご飯を炊いて、豚汁を作って食べていました。

その豚汁が本当に美味しそうで…

お野菜たっぷりで、仕上げに生姜とニンニクを入れていました。

“明日の夜は豚汁にしよう!”夕飯のメニューが即決しました。

大根、人参、ゴボウ、ネギ、豚肉…は家にあります。

問題は里芋がない。ジャガイモもない。

豚汁といえば里芋だけど…できれば明日は買い物に行きたくない。

家にある野菜の在庫を見ながら考えていたら…玄関に置きっぱなしのカボチャがありました。

カボチャの豚汁…

ありなんじゃない!?ほうとうもカボチャだし。

あと我が家にある野菜は…

あ!同じく玄関に置きっぱなしのちぢみほうれん草とサツマイモがある!(この時期我が家の玄関は冷蔵庫と化します)

ポクポクポクポクポク…チーン(懐かしの一休さん

そんなこんなで今夜の我が家の夕飯は

カボチャの豚汁・ちぢみほうれん草の胡麻和え・サツマイモご飯となりました。

根菜類がたっぷりの豚汁は体を温めてくれるし、豚肉は疲れた体にいい食材です。

この時期限定のちぢみほうれん草はとっても甘くて美味しいし、「きのう何たべた?」で読んで以来サツマイモご飯は我が家の定番になりました。

カボチャの豚汁はなかなかの好評で、夫は食後「(汁物で)お腹がタプタプする~」とごろ寝していました。

明日はうどんを入れて“ほうとう風”にして食べたいと思います

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

本当はジャガイモ料理も大好きなのですが、ジャガイモはGI値が高いので私のような糖尿病持ちや、体重を気にする人にはあまり向いていない食材なんです。でもジャガイモは好きです。マックのポテト食べちゃうもの…

マックのポテトを食べたいが為に、普段ジャガイモを使うような料理は他の物で代用しています。

(我が家のカレーライスはサツマイモ、ポテトサラダはおからのヨーグルトサラダです。)でもたまにジャガイモも食べちゃう。

料理の写真を載せるなんて…柄にもないことをしてしまいました

写真は習い事から帰ってきた娘の夕食です。

お腹は空いてるけど、体力が消耗しているのでヘトヘトになって帰ってきます。

サツマイモご飯は食べやすいように小さめのおにぎりにしました。

習い事に対して再び前向きな気持ちになってきた娘。

私も精一杯支えて行きます!

愛情たーーーーーっくさんのご飯を作って、からだだけじゃなく、心もポカポカしてくれたら嬉しいです


Z世代

2021-12-02 23:11:46 | 日記

我が家は平日の朝TOKYO MXの「モーニングFLAG」を見ています。

番組に日替わりで出演しているゲストコメンテーターの皆さんの総称「Z世代」というワードが今年の「新語・流行語大賞」のトップテンに入賞したニュースを見ました

「ℤ世代」とは概ね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代の方々の総称だそうです。

他のニュース番組では専門家や評論家など、その道のプロの人がコメンテーターとして出演していますが、「モーニングFLAG」に出ているコメンテーターの皆さんはこれからまだまだ伸びしろいっぱいで、吸収力もいっぱいで、だけど未来をしっかりと見据えて、自分の考えもしっかりしていて…。すごく感心しちゃいます

番組放送中に視聴者からのツイートが画面下に流れ、それを見て共感したり、「そんな考え方もあるんだー」と勉強になります。

また、毎週火曜日の「技能五輪Road to Tokyo」のコーナーが大好きで。どんなモノづくりに挑戦する人が出てくるのか毎週ワクワクします直向きな姿をみて「私もがんばるぞ!」と出勤前に気合が入ります。

 

話は変わって「新語・流行語大賞」の中に「親ガチャ」という言葉が入賞しました。

 

親ガチャ - Wikipedia

詳しくはこちらを

この言葉…あまり好きではありません。

確かに子は親を選べませんし、私も母親との関係で苦しみました。

だけど「親ガチャ」なんて言葉は冗談でも使ってはいけないと思うんです。

「親ガチャ」が外れたら、自分の価値も下がってしまうのかな。

私はいま2人の子どもに恵まれて、病気を抱えながらも身の丈に合った生活をしています。ささやかな幸せが一番大切なんだと感じています。

今の私を作り上げたのは過去の私。過去の経験。その時その時その場所で花を咲かせようと必死だったから今の私がいます。あの時まいた種が、根が、土の植え替えしたり、手入れした結果が今の私です。そして今の私は幸せです。

「親ガチャ」なんて言葉は自虐的すぎます。

そんな「親ガチャ」について「新語・流行語大賞」のサイトにこんな文章が書かれていました。

親は子どもに自分のことは棚に上げ「努力すればなんとかなる」「あきらめなければ道は開ける」といつもがんばることを求めてきたわけだが、これを言われちゃ子どもはつらい。

“自分のことは棚に上げ”…。うーーーむ…これは気を付けねば。心に留めておかねば。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

「モニフラ」を見ると朝から爽やかな気持ちになります。

お気に入りのコメンテーターはお魚王子こと鈴木香里武さんと、#みんなの生理共同代表の谷口歩美さん

わたしは「〇〇世代」という言葉に当てはめるなら「就職氷河期世代」かな…

今朝の番組内のツイートで「わたしも気持ちはZ世代!」と呟いている方がいました。そうですね!前向きな気持ち大切です!

「技能五輪」は本当に見ごたえがあります。がんばる姿が本当にかっこいいです「オリンピック」や「eスポーツ」のようにもっともっとみんなに知って欲しいなぁ


言葉の責任

2021-12-01 00:44:45 | 子育てのこと

お久しぶりに息子の担任の先生から電話がかかってきました

息子の学校生活もここしばらくは落ち着いていたのに“あぁ…今度は何事!?”と受話器を持つ手がじんわり汗ばみます。

主な内容は2件。

1つ目は相変わらず片付けができていないようで「机の上の学習道具を片付けてから帰りなさいと伝えたのですが、(机の中やロッカーではなく)ただ椅子の上に移動して帰っちゃったみたいです。明日の朝もう一度指導いたしますので…」

あああああΣ( ̄ロ ̄lll)何やってるのよ!!まったくもう!!

「毎度毎度すみません…私の方からもよくいって聞かせます

担任の先生は息子がADHDであることを知っています。

「(片づけについて)長い目で見ていきましょう」と先生。

もうひとつの報告が困ったものでした。

息子は近々学校行事でお金を持って出かけます。

今日ホームルームでそれについての説明をしたそうです。

先生が「お金は必ずお財布に入れて持ってきてください。」と説明した時、息子が大きな声で

「うちのお母さんが“お金をもたせない”って言ってたーーーー!!」と話したそうです。

先生曰く「おそらく“みんなと違うオレ”的な発想で目立ちたくて言ったんだと思います。」

私もそうだと思いました。悪ふざけ。受け狙い。そんな類いでしょう。

私は先生にそう伝えました。

「学校行事でお金を持っていくことも知っていますし、その学校行事で“楽しい思い出ができるといいね”と家庭で話しています。“無駄遣いするんじゃないよ”とか“ガチャガチャするんじゃないよ”とかマイナスな言葉がけは一切していません。ただただ“楽しみだね”と話していました。」

先生と話していてなんだか悲しくなってきました。

悪ふざけ、受け狙いとはいえ、なんでそんな嘘をつくのか。

マイナスな言葉掛けなんて一切してないのに。

「学校行事楽しみだね」って共感していたのにな…

先日息子の学年で小さな発表会があり、学校側の配慮で見学に行くことがありました。

人前で何かを発表するのが“はずかしい”と感じる息子。そのはずかしい気持ちが変な方向に走っちゃってますます負のスパイラルを起こしちゃう息子。

でもその発表会ではしっかりとやりとげることができて、家でも褒めちぎりました。

先生も「この間の発表会ではしっかりした姿を見せてくれたんですけどね…」と、今回の息子の“嘘”が残念だったと感じたそうです。

先生との電話が終わり、別室にいた息子を呼びました。

「先生から電話があったよ。」と伝えると顔色が暗くなりはじめる息子。(学校から電話=よくない連絡と思っているので)

「学校行事でお金を持って行く説明があったでしょ?その時あなた何て言ったか覚えてる?」

「・・・」

「何て言ったの?」

「お母さんがお金をもたせない…って言った。」

「どうしてそんな嘘つくの?」

「・・・」

正直こうなってくると息子は蚊が鳴くよりも小さな声になって、何も話さなくなります。

以前の私ならだんだんイライラしてきて声も大きくなり「なんで!?」「なにか返事しなさいよ!」を繰り返すだけでした。

 

時刻は6時ちょっと過ぎ。

私は息子の首にキッズケータイをかけ、玄関につれていきました。

「ママ、すっごく傷ついたよ。“うちのお母さんがお金持たせない”って嘘を言われて傷ついた。」

「あなたはADHDだけど、そんなの関係ない。ADHDだからって嘘をついて人を傷つけていいわけじゃない。」

「今から学校に行って、先生に“嘘をついてごめんなさい”って謝ってきなさい。ついでに机の上も片付けてきなさい。」

今頃になって「ごめんなさい!ごめんなさい!」と言い出す息子に靴をはかせ、傘を持たせて玄関の外に出しました。

当たり前ですがなかなか行こうとしない息子。

私はインターフォン越しに「ママ、本気だから。自分で喋った言葉の責任をとりなさい。」

そんなやりとりをすること数十分。

インターフォンのカメラの中から息子の姿が見えなくなりました。

10分、20分、30分経過…

私は息子のキッズケータイに電話をするのをぐっと堪えました。

習い事や塾に通っている子ならまだ出歩いている時間だし、通学路にひと気のない場所はない。

心配だけど、ものすごく心配だけど、こんな時間に学校に行かせて迷惑かけちゃうけど…ここは絶対に譲れない。

やさしく声掛け、繰り返しの声掛けなんてやってる場合じゃない。

悪ふざけだろうが、受け狙いだろうが、人を傷つけるような嘘は絶対についてはいけないことを教えなければ。

「あの時こうだった」の「あの時」が人よりもピンとこない息子。

鉄は熱いうちに打って、お灸をすえなければ。

40分、50分…もうすぐ1時間が経過しようとした時。

玄関のチャイムが鳴りました。

「先生に謝ってきた?」

「うん…。」

インターフォン越しに確認をして、私は急いで玄関を開けました。

涙目の息子が手にプリントの塊を持って帰ってきました。持たせた傘も忘れてきていませんでした。

「先生になんて言ったの?」

「嘘をついてごめんなさい。お母さんのことを悪くいってごめんなさい。って言った。」

「先生は何て言った?」

「もうあんな嘘をついちゃダメだよって言った。」

「そうだね。ママも悲しかったもん。あなたのこと大切に育ててるのに。」

息子は涙をぽろぽろこぼしながら「ごめんなさいもうしません。」と言いました。

「プリントしまったらお風呂に入っちゃいなさい。」

私はそう言って、息子が持ち帰ってきたプリントを確認すると、しばらく見てなかった学級だよりが何枚もありました…

 

今日やっちゃったことは今日中に反省させて、私もダラダラグチグチ言わない!

息子を叱る時に心掛けるようにしています。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

放課後もとうに過ぎた時間に息子を学校に行かせてしまい、先生には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。

(帰りはわざわざ学校近くの公園まで送ってくれたそうです)お詫びの手紙を書きます…

でもどうしても当日中に反省させたかった。

ADHDの特性もあり、息子は同じ失敗を繰り返してしまう傾向があります。

忘れ物、失くし物。これに関しては息子が自分自身を守るために気を付けて行かなければならないことですが、対人関係、特に人を傷つけてまでの悪ふざけ、受け狙いは誰も幸せになれないし、度が過ぎれば孤立をしてしまいます。

今回は傷つけた相手が私でまだよかったですが(十分悲しかったけど)、これが友だちだったらと思うと…

いまのところ対人関係でのトラブルがなさそうな息子。

今回の反省を忘れないでほしいです。