槍~大キレット~北穂縦走ー3
スリリングな大キレット越え
いよいよ大キレットへ突入!
ここまでの槍ヶ岳~南岳までの雲上の散歩道とは、雰囲気が一変する。
この先は、気持ちも、身体もギア・チェンジが必要となる。
バルちゃんに大キレットの全容を眺めてもらうためにも大キレットの展望台である獅子鼻へ寄り道。
岩の塊、北穂へ延びる大キレットの稜線!
突端から真下を眺めて、高度感に慣れましょう 笑
さあ、バルちゃん 大キレットに突入だ!
今宵の宿 北穂高小屋が北穂のテッペンに張り付いて建っているのが見えるね!
夢にまで見た大キレット! 今、その挑戦の時を迎えたバルちゃん♪
気合は十分。 緊張というよりも嬉しくて、楽しくてと いつにもまして笑顔が輝く♪
大キレット突入の起点から しばらく見納めとなる槍ヶ岳をもう一度眺める。
膝より低い位置にある小さなプレートだが、気持ちを引き締めるには十分だ。
さあ、バルちゃん 行くぞ~~~!
大キレット越え 初挑戦のバルちゃんの晴れ姿を中心にまとめてみました。
南岳:獅子鼻の岩場の急降下から いきなり緊張を強いられるスタートです!
積み上げてきたステップアップ登山の集大成 バルちゃんの晴れ姿♪
安定した急降下をご覧あれ!
ヤッターーー! 岩が安定していたので怖くなかったですと余裕のバルちゃん♪
まだまだ先は長いよ~~。
次なる急斜面の降下も ご覧のとおり! カモシカ2号です 笑 岩稜の名コンビ♪
自分が降下してきたルートを目で辿るバルちゃん。 すごくかっこよかった!
またしても 「ヤマケイJOY」or「岳人」の表紙に採用決定だ♪
北穂が少しだけ近づいて見えました。
今度は 梯子での垂壁の急降下!
ここは以前、風が吹くと揺れる細い梯子だったんだよ。
スタート直後に 先行していたおじさん一人を追い抜いたので大キレットの難所は貸し切りに♪
遅れることなく ピタッとカモシカについてきます。
ハイ、ポーズ!
早くも写真大会の始まり、始まり~!
三度の飯より 山が好き 暇さえあれば 山登り
ヤッホーホホホイ ヤッホーホホホイ
俺達ゃ 雲稜のヤマノボラー♪
五感を研ぎ澄ませて 山に向かう。
生きている証、その歓び。
大自然の中で生かされている自分。
今日も登らせてくれた山に感謝。
ほら、あそこから下ってきたんだよ。 すごいなぁ~、バルちゃん♪
厳しい岩稜歩きの折、ふと目をやった先に健気に咲くイワギキョウ♪
そんな花に励まされる。
北穂をバックに。 ガスが流れてくるようになり北穂が見え隠れ。。。
難所の長谷川ピークに連なる大キレットの稜線。 Hピークは もうすぐだ。
長谷川ピーク直下にて。 だいぶガスが濃くなってきました。
ナイフリッジの長谷川ピークに立つバルちゃん!
登山靴のフリクションだけで、、、。 落ちるなよ。
カモシカも ハイ、ポーズ!
長谷川ピークに標柱はありません。 ご覧のようなナイフリッジなので
ペイントで「Hピーク」とあるだけ。
ここに立つのは、やや怖い感じがします。気象状況の悪い時には、やめましょう 危険です。
ガスがなければ、北穂をバックに
笠ヶ岳をバックにと 絵になる写真が撮れたのに残念です。
HピークからA沢のコルに連なるナイフリッジの縦走路です!
クサリやペイントから ナイフリッジの様子が分かりますね。
それでは、大キレット核心部のスリリングな通過の様子をご覧ください。
足元は スパッと何百メートルも切れ落ちています。
ペイントに従って、そのまま進みます。
高度感があります。
へつりながらの斜面の降下です。
見てください、狭いリッジの稜線へのクサリの掛け方。
これぞ、ナイフリッジ。
全くビビらないバルちゃん♪
余裕でカメラ目線で ポーズ!
クサリの終点から右へ急降下です。 高度感ありますね!
ここからは バルちゃんの雄姿をお楽しみください。
降り立ったA沢のコル手前の岩場には カモシカ&バルちゃんのお気に入りの可愛い花、
シコタンソウの大群落がありました♪ 癒されるなぁ~~♪
長谷川ピークは今回ガスっていたので、
本来の姿を2009年山行時の10枚の写真を参考にしてください。↓
長谷川ピークの稜線。 ここを辿ってきたわけだ!
垂直に垂れた下降のクサリ
A沢のコルで憩う登山者たち
A沢のコルから長谷川ピーク方面の眺め ↓
HピークからA沢のコルへの最後の下り ↑
まさに ナイフリッジの長谷川ピーク
南岳:獅子鼻からの急降下と長谷川ピーク、その間の大キレットのルートが一望だ
ナイフリッジのHピークの岩稜とそこを越えてくる登山者
大キレットの縦走路からのHピークの大好きな眺め!
遠く南岳から 自分が辿ってきたルートを振り返る
Hピークからのナイフリッジ稜線をアップで! 目を凝らすと岩稜の登山者の姿が分かるでしょ!
以上、長谷川ピーク通過時の参考写真でした。
今回はクライマックスの部分でガスっていて 写真ではクリアさを欠きますが、
長谷川ピークのナイフリッジに立ったバルちゃん! すご~~い!
この前後の岩稜帯の難所で 前代未聞の写真大会をやった我々♪ すご~~い!
では、再び今回の山行記録の写真に戻ります。
A沢のコルにて
ここからは、北穂へ向けて岩登りとなります。
ガスの中に浮かび上がる不気味な岩塊。
鞍部から一気に登ってくるバルちゃんの雄姿。 ↓
カモシカ仕込みの岩登りの技、お見事!
登り切ったところで、カメラを向けるとすかさず ハイ、ポーズ!
次は、へつり。
きわどい場所で 撮影大会。 貸し切りなので。。。。
クサリも掛けてあったので、怖くなかったですと 余裕のポーズ。
あとは、簡単な登りが続きます。
途中、お花もかなりの種類が咲いていて、目を楽しませてくれた♪
北穂山頂直下の急登に差し掛かるところ。
ガスで目の前に展開する迫力の滝谷は全く見えず。振り返って、大キレット越しの槍も見えず。
「あと200m」のペイントに励まされるが、北穂高小屋は見えているものの
急登で疲れはピークに達する。
大キレットのルートを登り切ったまさにその地点が日本一標高の高い所に立つ北穂高小屋。<3,100m>
因みに、北穂高は3,106m。小屋から徒歩1分だ。
居心地のいい大好きな小屋だ。厨房をスクープ!
バルちゃん、感激の大キレット越え!
大きな大きな達成感に満たされた笑顔が輝いていた♪
よく頑張った! 成長したね♪ ささやかながら祝賀会♪
また来年も縦走しましょう! 乾杯♪
ハルちゃんも一生の思い出になったでしょう。
ガスっていたので、高度感が少し薄れたかもしれませんが、それでもスリルあふれすぎています。
無事に超えたのは何よりです。
私はまだ歩いていないので、いつか歩ける日が来るかわかりませんが、憧れますね。