ハロ&環水平アーク出現!
虹色の光の輪!
<2019・4・28 安曇野にて>
「太陽の周りの光の輪」。 これは「ハロ」と呼ばれる光学現象です。
ハロの外側の下にもう一つ彩雲のような輪。
「環水平アーク」です。
2019・4・28 安曇野散策中に偶然、虹色の光の輪=ハロ&環水平アークを観ることができました。
今後の観天望気に役立てるとしよう。
バッチリ撮影!しましたが、大きすぎて写真に収まりきれないので、ハロと分けて撮影。
この日、朝から午前中の早い時間までは、北アルプスが全て見渡せる快晴であった。<GWだが気温は冬並みの低さ>
その後、上空一面に薄い雲が広がりだした。うっすら日焼けするくらい日差しは十分ある。
時間を変えて、何枚か撮影しました。
自然の創り出す芸術作品であると同時に 「観天望気」。
気象学的には、前線が接近しているときなどに見られることが多く天気下り坂のサインの一つである。(一般的に)
気圧配置等により例外のパターンもある。
太陽の周りにボンヤリと見える光の輪のこと。
薄雲の中の氷の結晶によって、太陽の光が屈折されて現れる現象です。
上空の薄い雲は氷の粒でできているため、太陽の光を屈折させて
ハロや環天頂アークなどの虹色現象(光学現象)が現れやすくなります。
高いところに薄い雲が広がる日は、空の虹色アートを見られるチャンスです。
また、他にも図のように様々な虹色現象があります。
【アーク】 高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶がプリズムの役割をして、太陽の光が屈折して色が分かれて、虹色の輝きが現われます。太陽を中心とし、できる位置で名前が変わります。
【幻日と幻日環】 太陽の横で、薄雲の中に現われる虹色に輝く現象。これを幻日(ゲンジツ)といいます。また、太陽の両端に出来た幻日を通る輪のことを幻日環といいます。
空を見上げて、美しい虹色現象を見つけたら、これからの天気の変化も気にしてみてくださいね♪
補足:
ハロについて
空に浮かんでいる薄い雲は氷の粒でできています。この氷の粒に太陽光が屈折する(折れ曲がる)ことによってできます。光は色によって折れ曲がる角度が違うことにより、色が七色に分かれて見えるのです。
環水平アークについて
比較的珍しい現象、環水平(かんすいへい)アーク。
空にある薄い雲は氷の粒(氷晶)でできていますが、環水平アークができるのは、
1.この氷晶が薄くて水平に浮かんでいる
2.太陽光が薄い氷晶の天面(上の面)から横面(横の面)に抜けて2回屈折する
上記の条件がそろったときにできます。
ハロと同じように太陽光が氷晶に屈折し、プリズムの原理で色が分かれることによって虹色に見えます。
☆ハロと違うのは氷晶が水平にそろっていないといけないことや、薄い氷晶でないとできない点です。その分、現れる頻度は減少します。☆
おまけ;今回はこの2つに加え、幻日環(げんじつかん)も見られた。幻日環とは、天頂(私たちの真上にあたる地点)を中心とした太陽を通る光の輪のことです。これも比較的レアな現象で、薄い氷晶(氷の粒)に太陽光が反射して見える現象です。
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