雪山デビュー 蓼科山!<前半>・・・←クリックで
さて後半は、森林限界を超えて いよいよ蓼科山の山頂エリアへ。
360度の大パノラマをご一緒に楽しみましょう!
先行するファミリー。今、山頂エリアにはこの3人と私しかいない。
右手に、八ヶ岳の峰々とモンスターを見ながら登る。
振り返れば、車山の向うに北アルプスが連なる。
独立峰の蓼科山は風が強いことで有名だ。雪煙が上がる。
紺碧の空を飛ばされた 粉雪が白く舞っているのがお判りだろうか?
積もった雪が吹き飛ばされて、顔を見せている岩につけられた黄色いペイントと
何本かある誘導の赤ポールが道標だ。トラバース気味に巻くようにして登っていく。
強風で、真っ白になった瞬間を狙うが、余りの風の強さにカメラが揺れて
シャッターが切れない。結局風が収まった一瞬、見上げた山頂を撮る。
右向きのホワイトライオン(樹氷の芸術)の向うに北横岳と南八ヶ岳。
道標についたエビの尻尾からも風の強さが推し量れる。
蓼科山の山頂から北横岳方向に樹氷の林が広がる。
白いゾンビがこっちに押し寄せてくるかのようだ。
ブリザード状態。猛烈な風 一面に雪煙が舞い上がる!
斜面を雪の風紋が波のように、生き物のように動く。
トレースが、瞬く間に消されていく。
トレースは、風と共に去りぬ。この後は、何事もなかったかのようにふんわか綺麗になっていく。
雪が付いているので、山頂への直登も十分可能であると思ったが、
素直に赤ポールに導かれて小屋方向に大きく巻いて登った。
蓼科山頂ヒュッテの前に立つ指導標から、左に折れて山頂へと登っていく。
ここを登りきれば山頂だ。
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ついに蓼科山頂上に到着! 2530m。
先ずは、山頂からのパノラマをお楽しみください。
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写真-1の方向。 正面には中央アルプス。 ここから右へとレンズは動きます。
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展望台の向うには、白く北アルプスの峰々がズラリである。
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手前に美ヶ原。
北アルプス北部からさらに右に妙高・火打の頚城山塊。
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雪の浅間山、四阿山、根子岳などが一望だ。
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ヒュッテを入れて、少しアップで。 浅間山が一際目を引く。
御嶽山から北アルプスの展望をバックに先程のファミリーが、
こちらに戻ってきました。
風が収まった頃合を見計らって、
それぞれの山頂ポーズで記念写真撮りっこ大会の始まり、始まり・・・・・。
八ヶ岳をバックに。
南アルプスと中央アルプス。
中央ア、御嶽、北アルプス。
根子岳、四阿山、浅間山方面。
千晴も撮ってあげないとね! 千の風に~♪じゃなくて
千の晴~れに 千の晴~れをもたらし この素敵な山を 見守ってください♪
山頂撮影会が終了すると、3人連れのファミリーともお別れだ。
ここから完全に蓼科山のひろ~い山頂は、私だけ。
そう、大好きな「貸切」! プライベート・マウンテンとなった!
月のクレーターのような丸い山頂のど真ん中へと突入する。
この気持ちよさを何にたとえたらよいのだろう?
小さな学校のグランドよりはるかに広いのである!直径は100m以上。
360℃の文句なしの大パノラマである!
青い空と 雪面の白い世界。 気分爽快!
冷たく、強い風までは届けられませんが、
せめてご一緒に この山頂の独特の風景を楽しみましょう!
白い白い山よ 青い青い空よ
はじめて君と逢った 夢のような銀の世界
浅間山方面。
北アルプスがずらり。
この日は日本海側の低気圧の影響で稜線は雪雲が掛かっていた。
展望台に着いた巨大なエビの尻尾! 怪獣のようだ!
スフィンクスが伏すような形で、
尻尾を長く引きずった巨大な生き物のように見えて圧倒される。
さっき記念撮影をした山頂を反対方向から眺める。
すげ~~! そんな思いでシャッターを切った1枚だ。
展望台を後に。
山頂中央部には、神社もある。
この荒涼とした中に たった独り。 自然の大きさを実感し益々山に魅せられる。
南八ヶ岳の峰々が、「早く来い、待ってるぜ!」と誘ってくる。
明日登る北横岳を ロックオン!
霧が峰・車山も綺麗に見えている。
存分に山頂の景色を堪能した!名残惜しいが、しっかりと目に焼き付けた。
下山に掛かろう。 来た道を素直に引き返すのみ。
正面に南アルプスを見ながら下る。
すぐに森林限界の境が見えてくる。 八子ヶ峰も確認できる。
2450mの指導標。ここを通過すれば、
樹林帯は目の前だ。
おや、見覚えのある姿だ。
先程のファミリーが、風をよけてこんなところでランチタイムだ。
私も山頂では、飲食不可の風だったので、ここでランチを共にする。
おかずは、八ヶ岳だ!
先にファミリーが片付けを始める。真ん中の男の子、何と10歳だ!
君はこの先どんだけ長く山と関われるのだい?
きっとすごい山男になるんだろうね!
八ヶ岳をバックに ピッケル・アイゼンでの雪山デビューの晴れ姿!
「お先に~!」 とっとこ下っていくファミリー。
あっという間に姿が見えなくなった。
見送った後、
山よさよなら ごきげんよろしゅう
また来る時にも 笑っておくれ♪
と振り返り、振り返り 立ち止まっては手を振りながら 樹林帯にようやく下る。
これから命を共にする雪山の相方である。今日はお疲れさん。
ニャハハハハ! ニャンだ、これ!?
登山道がフラットになるとゴールは近い。やっと緊張が解ける。
さらば、蓼科山よ。 雪山デビューを安全に導いてくれてありがとう。
そして、ダイナミックな展望をありがとう! また来るからね!
ビーナスラインを下ろう。正面には明日のお山、そうです。
北横岳がきれいに見えています!
夕方が迫る。とあるビューポイントで思わず撮った本日ラストの1枚。
赤岳・阿弥陀が特にカッコイイ。 雪山が呼んでいる。
蓼科山本編<完>
「北横岳&三ッ岳」につづく
雪山山行2日目。
大快晴の雪山デビュ-ですね
やっぱ雪は、青い空が似合います。
この後は、あそこなのですね~!
そちらのレポも期待です
で・・・・言いにくいのですが ^^;
360℃だと熱くないですか?
てか、死んでますよ・・・
きゃ~、ツッコミごめんなさ~い(^_-)-☆
>やっぱ雪は、青い空が似合います。
青と白の澄みきったコンビネーションが最高ですよね! 大好物です!
>360℃だと熱くないですか?
おっと、ツッコミ返しだ!(笑
寒い日が続くからね~。気持ち熱めに!
伏字だ、と言っても無駄な抵抗ですから、あっさり漢字に直しておきました!
もう言うことナシですね・・・寒いのをガマンすれば
一人で雪山なんて怖くないですか?雪崩が起きたら大変危険!
あっ!雪崩は何人でも危険でしたね
事故もなく雪山を堪能されたようで、これからのレポも楽しみ~♪
麓から見上げる山景色もいいですね。
雪山は見るだけ、撮るだけの私です!
それでは、北横、三ッ岳編お待ちしておりま~~~す
蓼科山はいい山ですよね~。
僕も大好きな山の一つです。何たって形が良い。
山頂の岩岩も良い。
それにしても空は青く綺麗なのに、強風だったようで大変でしたね。それにカモシカさん、これが雪山デビューなんですか?とてもそうは見えませんが。
でも、雪と青空が眩しいっ!
トレースが消えるほどの風なんて、想像できません。
足跡が意外に沈んでいないように見えるのも風のせいなんでしょうね~。
それにしてもカモシカさん、じゅんさんも仰っていますが、これが本格的な冬山デビューとは思えないですよ。
レポ見てたらエキスパートの方が行ってきましたぁ!って報告しているように見えます(笑
今年はどんどん冬山に行かれるのかな?
北横岳&三ッ岳のレポも楽しみにしていますね(^o^)/
素晴らしい雪景色がいっぱいですね。
新たな世界に踏み出し、広がっていますね。
こんな景色を見ると、本当に登りたくなってしまいます。
雪の蓼科山、私には厳しそうですがお天気を味方につければ行けるかもしれませんね!
それにしても、こんなに晴天でもトレースが消えるほどの強風なのですね?
カモシカさん、単独の蓼科で雪山デビューなんてすごいって思っていたけど、10歳のお子ちゃまも登ってしまうのですね~???
出だしは曇り空でしたが、幸運にも山頂では綺麗な 青空と360度の展望!に恵まれました。
>一人で雪山なんて怖くないですか?
このくらいの日帰りコースなら、OKです。
シビアなコースではびびると思われます。
>雪山は見るだけ、撮るだけの私です!
そのうち山頂から撮るのみに変わるかも?
*B作さん
ダイジェストで、全問正解のB作さん、
お見事でした!
風がなければ、もっともっと眺めていたい景色でし た。 続き、作成中です。
*じゅんさん
じゅんさんも蓼科山はお気に入りですね!
山頂の雰囲気が独特で、爽快ですものね。
アイゼンとピッケルを用いるレベルの雪山は今回が 初でした。
*山空花さん
山頂は雪がしまってドライな風でしたから。
砂丘のように雪が風で運ばれてきて、ささっと動いてかき消していきました。もちろん上から積もることによってなくなる場合もあると思います。
>これが本格的な冬山デビューとは思えないですよ。
入門コースですよ。本格的なのは例えば北岳登頂とかですよ。夢の夢ですけどね。
>どんどん冬山に行かれるのかな?
低山の陽だまりハイクも捨てがたいです。
分身がほしいです。
*つばささん
>本当に、これが雪山デビューですか。
つばささんまで! ようやくですよ。
スノーシューですら昨シーズンの2月末デビュー の遅咲きです。
確かに新たな世界へ広がりはできました。
つばささんともそのうちどこかの山へ!
*たんべぇさん
>私には厳しそうですが
またまた。相当すごい雪山にバンバンアタックしてるではありませんか。たんべぇさんは先輩です。
>強風なのですね?
雪が飛ばされて、運ばれてきて雪面をうごめくように消していくといった感じでした。
>10歳のお子ちゃまも
この写真の少年は、百名山の半分くらい登ってるとのこと。筋金入りのファミリーでした!
カモシカ様の記念すべき雪山デビューがこれでは・・・・もう、はまっちゃいますよね~。
>ニャハハハハ! ニャンだ、これ!?
下山の安堵感から戯れて書いてました・・・まさか、ネットに公開されるとは(笑)。なんか、我々の蓼科山中のお遊び、全公開ですね~。