カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

竜ヶ岳と富士山

2007-11-07 | 山行記録

2007・11・3  秋山JOY 「竜ヶ岳」

竜ヶ岳は、富士五湖のひとつ本栖湖畔に位置するお手軽ハイキングの山である。

それでいて、山頂を含めコース上終始日本一の山“富士山”を眺めながら登れるので実に気持ちいい。
いつも見ている富士山と少し違った角度から眺めたい時、ふらっと出かける山である。

本栖湖は富士五湖の最も西にある。著名な山を目印に挙げるなら、朝霧高原の
「毛無山」の北という押さえでおよその位置はお分かりいただけると思う。
因みにここも山梨百名山のひとつである。(といっても、大抵の山には山梨百名山の標柱がある。これが無い山を探す方が難しいかもしれない)

今回は、ゲストのミッキーさんと一緒のハイキングである。ミッキーさんは2年前の春に18きっぷの小さな旅で筑波山を訪れた時、偶然にも一緒に登った地元土浦の方である。以来、交流があり久しぶりにご一緒することになった。

とはいえ、山は初心者の方で日帰りでということだったので、秋山JOYなら紅葉と展望ということで、思案の末「竜ヶ岳のハイキング」ということになった。
例年なら紅葉台周辺はまさに紅葉の見頃を迎える時期であるが、今秋は少々見栄えのしない紅葉であった。
しかし、富士山は相変わらずの姿を見せてくれたので、まずまずの山行といえるだろう。

 

本日のスタートは、三島駅8:00の待ち合わせから。

天気予報が、半日ずれて何と曇り空の三島である。本来なら、三島駅北口に降り立って、即感動の富士山の眺望のはずであったが、むなしく灰色の雲の中。

案内する側としては、ちょっと困った朝であった。

カモシカ号でドライブである。幸い、裾野まで登ってきた辺りで薄っすら富士山が姿を見せてくれた。雲が切れるのを祈るのみであった。
<真っ青な空に雪化粧の富士山を目にしたら、ここで既にドドーンと感動、感嘆の声が上がるはずなのに・・・。晴れ男、危うしである。>

本栖湖畔に到着。朝よりは雲が取れてきたが、すっきり青空が出ない。

キャンプ場の奥にある登山口から出発である。

 

 

2時間もあればラクラク登れる山だと、予め伝えてあったので ちっちゃいザックで軽々と歩いていくミッキーさん。

 

かさこそと大好きな落ち葉の絨毯の感触を味わいながら歩くカモシカ。

 

急登の登りで始まる。スタートでぐんぐん飛ばしたミッキーさん、途中でへたる。

急な登りが一段落したらベンチがあるから、休憩しようと励ます。しかし、1度へたると一気に口数が少なくなり、沈黙の登りがしばし続いた。

休憩ベンチからの富士山である。この風景が最良の薬か?再び元気を取り戻し、
レッツラGO!

 

登るにしたがって、少しずつ青空も見え始めた。全体的には今年はしょぼい紅葉であったが、まずまずの色づきのある場所では、やはり足を止めてしまう。

 

尾根道で立ち止まって展望に見入るミッキーさん。

 

すかさず携帯を取り出して、パチリである。

 

ミッキーさん、こんな風景を目にしていたのね!

 

まだ雲が取れないけど、やっぱ富士山だね~!

 

足元にはリンドウの花がいっぱい咲いたいた。中にはまだ蕾もある。

11月になったというのに、見頃が遅くないかい??

 

広葉樹の樹林を抜けると道はクマザサの見通し抜群の道へと変化する。

正面には紅葉の山肌の竜ヶ岳。左隅には、ほぼ中間点の展望台。

 

展望台に上がって、富士山を見つめるミッキーさん。さっきのベンチより青空が広がってきたね!

 

ミッキーさんが目にしている風景。いい感じになってきました!

 

これぞ富士山!(でもね、去年は今雲が掛かっているラインまで雪化粧だったんだ)

 

展望台からは山頂まで再び、急登である。所々、色合いの良い紅葉を楽しむことができた。スタートの急登より、展望が開けるのでルンルンで快調に登っていけるから不思議だ。

 

常に、富士山と一緒の登りである。

 

登山道をクマザサが覆いかぶさるようになってくると、ゴールは間近だ。

 

右手に本栖湖を望む。山頂は目の前だ。

 

ひろ~い竜ヶ岳山頂。

富士山の反対側には、八ヶ岳や金峰山などが望めるが、この日は雲がかかり見えなかった。南アルプスは白峰三山や甲斐駒を中心にずらり。<少々色が薄い>

 

正面にこんな富士山を見ながらの豪華ランチでした!

 

どんどん青空に変わります!

 

うひょ~!山頂で、一番いい富士山だよ!

お喋りと、お腹が空いていたのと、あまりの富士山の展望にランチの写真を撮るのをすっかり忘れていた。しまったと気が付いたのは、片づけを始めたとき。あ~ぁ。
ゲストがいるので、普段の山行より重いザックを担いで温かメニューだったのに・・・。

ランチがダメなら、食後にいろいろ撮ってみましょう。

 

いつものカモシカ。

  

ゲストのミッキーさん。

 

柏から来たという50人の団体さん。渋滞に遭って予定より遅い山頂着とのこと、帰りのこともあるのでと僅か25分で山頂を後にしていかれた。静かな山頂にすぐ戻ったのは嬉しいが、余りにも短い滞在時間にやや気の毒でもあった。

記念撮影のカメラマンに抜擢されたミッキーさん。サービス精神抜群です。

 

おっと、これは忘れちゃならない! お約束のカモシカジャンプ!

 

たっぷり山頂で過ごした。夕方近くになると一気に気温が下がります。
そろそろ下山しましょう。

 

アザミの花も咲いていた。

 

 

完全に雲が取れて、青空に聳え立つ富士山を仰ぐことができた。

 

帰路、朝霧高原からの富士山。

 

上井出付近からのアーベンロートの富士山

 

遠方からの、ゲスト:ミッキーさんを迎えての竜ヶ岳ハイキング。

時間の経過と共に、その美しい姿を見せてくれた富士山。 ありがとう!

 


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20 コメント

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竜ヶ岳~ (やまとそば)
2007-11-07 06:46:38
富士山周辺にうとく、前号では見事撃沈でした。
コメする前にもう少し西の方の山を調べれば良かったのですが・・・
それはさておき、やっぱり晴れ男の面目躍如ですね!
曇り空も晴れにしてしまう・・・。
そして〆はお決まりのジャンプ。紅葉も鮮やかで、富士山もとっても綺麗でした。
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富士山堪能♪ (ミッキー)
2007-11-07 13:04:26
カモシカさん、土曜日は本当に有難うございました。三島~竜ヶ岳のドライブはどんより雲
でどうなることやらと少々心配でしたが、
そこは晴れ男、晴れ女のすごいところ!
どんどんお天気が良くなって、素晴しい富士山を満喫することができました♪良かった
また機会がありましたら、素晴しい景観に連れて行って下さいまし。
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晴れ男晴れ女 (じもら~)
2007-11-07 13:17:40
素晴らしいお天気になって良かったですね~
竜ヶ岳、富士山が眺められて良い山ですね。

一枚目の富士山は、一瞬画かと思ってしまいました。
ミッキーさんと言う、山友達も出てきてジャンプも高め?(^ω^)
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Unknown (ぜいぜい)
2007-11-07 18:40:15
少し雲の掛かった富士山もかっこいいですね。
竜ヶ岳だったのかあ、そっち方面は毛無山までしか行ったことないので、
ちょっと行ってみたくなりました。
いつもすてきな写真ありがとう。
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竜ヶ岳 (たんべぇ)
2007-11-07 21:28:37
竜ヶ岳からの富士山はきれいですね~
私も数年前の一月下旬に登ったことあります!
でも、クイズ式になっていたときじぇんじぇんわかりませんでした
カモシカさんの写真はいつもキレイうっとりです、たしか800ISですよね?
今、留学中の娘のが800ISです。来年帰ってきたら狙おうかな(笑


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Unknown (食うねるさんだ-す)
2007-11-07 22:45:40
竜ヶ岳って知りませんでした・・・わりと地元なのに
凄くいいところですね~
冬に行けるのかな?
雪を被った頃に行ってみたいです。
素敵なお友達といい山歩きでしたね~
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やまとそばさんへ (カモシカ)
2007-11-08 00:20:51
撃沈だなんて、そんなことないですよ。私は、日光や那須、東北方面に疎いのと同じです。私なんか、ロビンさんに「ぶっぶー」ばっか出されてますから。

竜ヶ岳は、富士山が見えないとがっかり山ですから。
お陰様で >晴れ男の面目躍如・・・となってホッとしましたよ。
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ミッキーさんへ (カモシカ)
2007-11-08 00:28:27
遠路、我が棲家にお越しくださいましてありがとうございました。

>どんどんお天気が良くなって、素晴しい富士山を満喫することができました
 できれば、もう少し雪化粧した富士山をお目にかけたかったですが、天気の回復が早く良いタイミングで富士山を愛でることができましたね!
ホント良かった♪

>また機会がありましたら
 こちらこそ、よろしくです!
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じもら~さんへ (カモシカ)
2007-11-08 00:55:28
富士山はどこからも眺めることができますが、裾野までワイドな視野で眺められるのは、竜ヶ岳の良いところです。
しかも、お手軽!

>ジャンプも高め?
  いえいえ、富士山より高くは跳べてません(笑
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ぜいぜいさんへ (カモシカ)
2007-11-08 01:01:52
メインとなる山にうまい塩梅で雲が加わると味のある絵になりますが、秋にしては湿気を含んだ雲でしたね。
朝霧の毛無山はトレーニングの山、竜ヶ岳はのんびりハイキングの山ですよん!
丹沢バリのぜいぜいさんには物足りないのでは。
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