カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

谷川岳

2013-07-14 | 山行記録

 

             谷川岳

 

 山への憧れをかきたてられる爽快な眺め。 「魔の山、谷川岳」の稜線美にうっとり♪

 真っ白に輝く雪の尾根も歩きたいなぁ~♪

 

 

 

  本日の谷川岳山行のガイドは バルちゃん♪

 谷川岳は いつでも行けると思いつつ、中々その機会が巡ってこなかったカモシカであった。

 前日の八海山は、私がガイドしたが 今日はバルちゃんにリードしてもらう。

 

 バルちゃんにとっては、残雪期の谷川岳から1カ月半ぶりの谷川岳。 
 新緑から深緑の山へと季節の変化が感じられます。

 「雪が溶け、高山植物が咲き始め、違う山かと思うくらいでした。」バルちゃん評。

 谷川岳について

頂部は二峰に分かれており、それぞれトマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m)と呼ばれる。元来この山はトマ・オキの二つ耳と呼ばれ、谷川岳の名は隣の俎嵒(マナイタグラ)に与えられていた。しかし、国土地理院の5万分の1地図の誤記のために、トマ・オキの二つ耳が谷川岳と呼ばれるようになってしまった。なお、トマの耳には薬師岳、オキの耳には谷川富士の別称がある。

広義には、一ノ倉岳などの周囲の山域も含めて「谷川岳」と呼ぶこともある。

一ノ倉沢などの谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングメッカとなっている。

 「魔の山」=谷川岳
 谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しく、遭難者の数は群を抜いて多い。

  

 朝、石打から眺めた谷川岳。この時は快晴!

高速に乗ったら「強雨注意」。目の前の稜線は分厚い真黒な雲の中。

RW乗り場に着いてからも稜線は雲の中でした。

 しばし躊躇しましたが、回復傾向にあったのでGoの決断。

 「天候の変化激しい谷川岳」を実感。 雪山の稜線でなくてよかった。

 

 天神平からぬかるんだ登山道を進む。

  
 熊穴沢避難小屋まではしばらく綺麗に整備された木道が続く。

  
 ギンリョウソウを見つけたバルちゃん。 別名:ユウレイソウ。

 「何ですか、これ? 初めて見ました!」と興味津々。

 私も初心者の時、そうであった! 初めてギンリョウソウと遭遇した時の驚きを改めて想い出した。

   

  

 前半はガスガスの樹林帯。 時々、岩場を見つけては、遊びながら展望のなさをカバーし楽しむ♪

 

 天狗の溜まり場が近づく。

 

 果敢に岩に挑む。

 

 天狗の留まり場に立つバルちゃん。 この時は、まだガスガスの視界の悪い中だった。

 しかし、山の神様が私たちの山行を後押ししてくれた。 ほんの数分後、

  天狗の留まり場で、ガスが晴れた!

 

 この場でしか見ることができない憧れの緑と残雪の稜線♪

 
         晴れた!万歳♪

 

  

 

 肩の小屋付近にはミヤマキンポウゲのお花畑が夏色の彩りを添えていた♪

 

 

 

 トマノ耳に向かう稜線から肩の小屋を振り返る。 万太郎山の方からガスってきたり、

 

 青空が広がったり。。。  ☆ここはバルちゃんお気に入りの眺めだそうだ♪

 

 トマの耳に登り着く。  

 カモシカの背中にエゾハルゼミが停まって鳴き始めた。近くにいた登山者がすぐに取ってくれたので、

 八海山に次いで2日連続の観察タイム♪

 

 トマの耳にて       山は君を待っていた♪

 

 トマノ耳から眺めるオキノ耳までの稜線。やっぱりかっこいいです♪

 

 トマの耳から望むオキの耳

           急な草付き 慎重に越せば
           やっと飛び出る 国境稜線
           固い握手に 心も霧も
           晴れて見えるは オキノ耳

  

  

 

 

 

 

 

 

 稜線には瑞々しいハクサンコザクラが たくさん咲いていました♪

 大好きな花のひとつです。 とっても癒され、幸せな気分になります♪

 

 トマノ耳から眺めるオキノ耳までの稜線。これが見たかった!やっぱりかっこいい。

 次の機会には、ずずーんとどこまでも歩いて行きたいものだ。

 

 トマの耳から眺める肩の小屋への稜線と西黒尾根。

 

 オキの耳への稜線から 谷川岳トマの耳を振り返り見る。

 

 

 ルンルンの稜線歩き。  楽しくて、楽しくて♪

 

 オキの耳<谷川岳山頂 1,977m>にて

 

 

 

 

 

 オキの耳からその先に続く稜線を見つめるバルちゃん。

 

 

 ハクサンチドリ

 

 バルちゃんにリードされる形で

 富士浅間(せんげん)神社奥の院の鳥居まで行くことにします。

 

 

 

 一ノ倉岳を望む。

東側は一ノ倉沢から垂直に近い急峻な岩壁が続いている。
多くのクライマーを惹きつける圧倒的な迫力。

1931~2005年までに谷川岳全体の死亡遭難事故は781名にのぼりますが、
大部分は一ノ倉沢からのロッククライマーで占められる。

 

 一ノ倉沢からの垂直に近い急峻な岩壁の延長上に広がる谷を覗き込む。

      いきなチロルよ ザイルを肩に
      行くぞ谷川 ちょいと一ノ倉
      仰ぐ岩壁 朝日に映えて
      今日はコップか 滝沢か

      行こうか戻ろか 南稜テラス
      戻りゃ俺らの 心がすたる
      行けばあの娘が 涙を流す
      山の男は つらいもの
  
  
      歌うハーケン 伸びろよザイル
      何のチムニー オーバーハング
      軽く乗っ越し 目の下見れば
      雲が流れる 本谷ヘ

 

 

 

   
            右に西黒 左にマチガ
            中に一筋 西黒尾根を
            今日の凱歌に 足どり軽く
            かけりゃ土合も はや真近

  
 
            さらば上越 湯檜曽の流れ
            さらば土合よ 谷川岳よ
            またの来る日を 心に誓い
            たどる列車の 窓の夢
  

    さらば 谷川岳! また来る時には 白銀に輝く雪の尾根道を辿るのだと心に誓うのであった。

 

    今回の山行も 山と山の仲間に感謝♪

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