「剣岳・点の記」ロケ:白い恋人(3)
2007-05-06 | 山行記録
白い恋人(2)で中断していた意外な展開とは
ランチをしていると目の前にこんな人たちが現れました。
「剣岳・点の記」の映画のロケです!
浄土山山頂でのシーンを撮り終えて一ノ越に下ってきた俳優さんたちです。
休憩でくつろぐ俳優さんたち。
現在ロケ中のこの映画は再来年「剣岳・点の記」として公開上映されるそうです。
解説:
原作は新田次郎著「剣岳・点の記」である。日本地図作成において最後の空白地帯であった剱岳周辺に測量三角点設置の物語である。
日露戦争直後、日本の正確な地図を作ることは国の至上命令だった。前人未到の剱岳の山頂に三等三角点埋設の命令を受けた陸軍省陸地測量部測量手、柴崎芳太郎の苦闘記である。
信仰を抜きにして剱岳に向かうのも初めてのこと。明治40年7月12日、艱難辛苦の末、登頂に成功した。
そこは、前人未到のはずだった。しかし、そこには錫杖の頭と剣の先が置かれていた。(奈良時代;1200年前既に信仰の山として厳然とあったのだ)
予定の三等三角点も資材の運搬ができず、・・・・・・。
山行中に映画のロケに遭遇することなどめったにあることではないので、特集しちゃいます。
明治時代のザックとそれを背負って撮影に臨む俳優さん。
リハーサル:監督の指示を聞く主人公柴崎芳太郎。
カメラマン:本番撮影前の一服
ハイ、本番! カット!
台本以外の注文が監督から出される。スタッフと念入りに打ち合わせをする柴崎。(左)
役者デビューのカモシカ(右)
旗が適度にたなびくまで風を待っての本番である。1シーン撮るのも大変だ。
この上の2枚の写真は本番撮影のカメラの脇から撮影したものです。
実際の映画でもこの映像が見られるはず。お楽しみに!
(今回写真の掲載は省略しましたが、円座になって遠くに見える山を見ながらおにぎりを食べるシーンも映画で出てきますよ)
浄土山や一ノ越付近でのロケ終えて下山する俳優さんたち。ご苦労様でした。
再来年、みんなで「剱岳・点の記」を観ましょう!その前に新田次郎の原作も読んでみましょう!
きっとこの映画で再来年は剱岳ノボラーが増えるんだろうな。
2009年6月追記:
以下、写真を追加しました。
今週末、2009年6月20日
映画館で「剱岳・点の記」を観るのが わくわくドキドキです!
剱岳・点の記
まさにそれがあったんですよ!
>映画が何倍も面白く見ることができたでしょうね^^
そうそう、あのワンカットだけで1時間もかかっていたなぁとか、あのシーンの撮影本番を間近で見てたなぁとか、本番前に俳優さんたちの足跡消しを手伝ったなぁとか ちょっと裏側も知ってると気合が入ります(笑
映画が何倍も面白く見ることができたでしょうね^^
簡単にDVDをレンタルして自宅で観ることができる時代ですが、やはり映画館のスクリーンで見る迫力は違いますね。
カルネさん、今までに映画たくさんご覧になっているようですね。
今日、「点の記」観てきました。ストーリー以外の楽しみ方としては、即座に山座同定ができたり、ルートの特徴を知っていたりするとヤマノボラー視点での楽しみも増えます。
そう言いながら・・・映画館で見た映画って何だったかな~?
最後は思い出せないくらい(^^;
あんな恰好の人たちが目の前に現れたときはびっくりしました。
間近で本番撮影シーンも見ることができました。本当にラッキーでした。
明日のシネマプラザが楽しみです。